用語集 — Glossary
意図の調整
定義
人生のライン上のすべての出来事は、バリアントの空間において「好ましい方向」と「好ましくない方向」という2つの分岐を持っています。何らかの出来事に直面するたびに、あなたはそれをどう捉えるかの選択をしています。「意図の調整」の原則は、こう述べます——もしあなたが、ネガティブに見えるシナリオの変化を「ポジティブなもの」として見なそうと意図するなら、すべてはまさにその通りになる。
ネガティブな人が最悪の予想を現実化させているのと同じだけの成功を、あなたはポジティブな領域で手に入れることができるのです。
「泣きっ面に蜂」はなぜ起こるのか
厄介事の連鎖は、災いではなく「態度」に続く
ネガティブな傾向を持つ人々において「最悪の予想」が現実化するという事実は、皮肉なことに、人間が出来事の成り行きに影響を与える能力を持っていることの証明になっています。彼らは、その能力を望まない方向に使ってしまっているだけなのです。
出来事をポジティブなものと見なせば、あなたは人生のラインの好ましい分岐へと入ります。しかしネガティブな傾向があると、不満を表明し、好ましくない分岐を選ぶことになります。何かに苛立った途端、すぐ次の厄介事がやってくる——こうして「災いは単独ではやってこない(泣きっ面に蜂)」という事態になるのです。
ここで決定的に重要なのは、厄介事の連鎖は災いそのものに続いてやってくるのではなく、災いに対する「あなたの態度」に続いてやってくる、という点です。この法則は、あなたが分岐点で行う「選択」によって形成されています。自分のネガティブな傾向の度合いを振り返れば、こうしたネガティブな分岐の連なりが、一生を通じて自分をどこへ導いていくのか、想像できるはずです。
思考はエネルギーであり、跡形もなく消えはしない
短い「つながり」と長い「つながり」
自分の思考を管理(コントロール)できるようになって初めて、あなたは現実をコントロールできるようになります。
ヴァジム・ゼランド
多くの人は、思考を何か自分から切り離された、無秩序で、コントロールできないもののように捉えています。しかし、自らの人生を自ら創り出そうと意図する人にとって、思考の流れを管理するスキルこそが最も価値のあるものです。思考とはあなたが放射しているエネルギーであり、エネルギーが跡形もなく消え去ることは決してありません。それは特定のエネルギーの痕跡を残し、遅かれ早かれ、あなたの物理的な現実に現れてきます。
多くの場合、私たちはこの「つながり」が見えていません。例えば、職場で誰かを怒鳴りつけ、家に帰ると、突然親しい人があなたに怒りをぶつけてきて口論になる——これは短い「つながり」です。長い「つながり」もあります。長い間「煮詰まっていた」ネガティブな思考が、数年後に予期せぬ病気という形で現れることすらあるのです。「スポーツもしているし体調も万全だったのに、どこから病気が?」——そんなときは、数年前の自分がどう振る舞い、どんな思考を、どんなエネルギーを世界に放射していたかを思い出してみてください。因果関係が見えてくるはずです。
頭の中の「ごちゃ混ぜサラダ」
それでも、現実を創るのは「支配的な思考」
タチアナ・サマリナ氏は、ウェビナーの中でこの仕組みを愉快な例えで語っています。私たちは、頭の中にある「すべての」思考によって自分の現実を創り出している——頭の中でぐるぐるとかき混ぜられている思考、この「ごちゃ混ぜのサラダ」のようなものすべてを、私たちは放射し、自らの現実を設定しているのだ、と。ロシア語の原文では「思考ミキサー」「コンポート」「サラダ」と、たたみかけるように表現されています。
しかし、サマリナ氏は続けて私たちを安心させます。あなたが現実を創り出しているのは「支配的な(大部分を占める)思考」によってです。一日の中で、あるいは人生の中で、ネガティブな思考や状態のほうが多くを占めているなら——例えば、人生の不平を言う、何かを後悔する、自分を哀れむ、自分を責めることが習慣になっているなら——あなたはそれを常に、定期的に、組織的に放射していることになります。そしてそれが、たまに浮かぶ「私は健康でポジティブで、豊かで幸せだ」という数少ない思考を覆い隠してしまうのです。
これが、意図が実現しない理由、人生が思い通りにならない理由のひとつです。支配的な思考は、子どもの頃から組み込まれたプログラムと、これまでの経験や習慣に裏付けられています。不平を言う習慣を身につければ、そのように生きる。戦う習慣を身につければ、そのように生きる。恨む習慣を身につければ、そのように生きる。極端に言えば、5年前と同じように考え続けているかぎり、何も新しいものを設定することはできないのです。
望む現実を形成するための3つのアドバイス
タチアナ・サマリナによる実践指針
あなたが世界に送る思考は、ブーメランのように戻ってきます。状況から自分を切り離し、「内なる見張り役(平成版)/内なる観察者(令和版)」の立場から外側を見つめれば、思考が物質的な現実に影響を与えていたことに気づくはずです。「あなたの思考は、磁力のような、魔法のような力を持っています。あなたは自分の思考と状態によって、望む出来事を引き寄せ、理想的な人生のビジョンを形成できるのです」(サマリナ氏)。
何かと戦うことは、それに自分の力とエネルギーを与えることを意味します。勝利のための最初にして最大の条件は、状況や人との戦いを放棄すること。不快な状況を「不可避な悪」として静かに受け入れ、その後でそこから立ち去る——あなたが手放したとき、それもまたあなたを手放します。ネガティブな思考を入れないだけでなく、自分から放射しないことも必要です。
私たちは常に、思考を完全に支配しているものを手に入れます。トランサーフィンの基本原則のひとつが「二元鏡」の原則——世界は鏡であり、あなたの思考と内なる状態が外側の現実に映し出されます。鏡の中に笑顔の自分を見たいなら、微笑んでください。鏡は、あなたが放射したものしか映さないのですから。トランサーフィンの「魔法」のすべては、思考の放射プロセスを意識的なものにすることにあります。
もうひとつ、サマリナ氏が指摘する現代ならではの注意点があります。いまは情報過多の時代で、私たちの注意とエネルギーをめぐって恐ろしい争奪戦が繰り広げられています。親しい人との会話という、幸せで満たせる「人生のこの瞬間」にいるときでさえ、頭の中では「あれをやってない、あそこに行かなきゃ」と考えている——もうあなたは「ここ」にいません。多くの人が、こうして破壊的な思考の中に留まり、人生の大部分を見逃しているのです。意図の調整とは、この分岐点での選択を、一つひとつ意識的に取り戻していく実践でもあります。
動画でたどる「意図の調整」
トランサーフィンセンターによる解説
「ごちゃ混ぜサラダ」の例えはこの動画から。すべての思考が現実を創っていること、しかし実際に具現化するのは「支配的な思考」であること、そして子どもの頃からのプログラムと習慣がそれを支えていることが語られます。
本ページ④の「3つのアドバイス」(意識的に思考する/戦いを放棄する/何を望むかを理解する)の元になった解説です。短い「つながり」と長い「つながり」の話もこちらで詳しく語られています。
注意の争奪戦の時代に「人生のこの瞬間」をどう取り戻すか。会話中に頭の中で「あれもやらなきゃ」と考えてしまう私たちが、人生の大部分を見逃しているという指摘が印象的な一本です。