なぜ身体のワークが必要なのか―トランサーフィンとエネルギーの土台

記事 — Article / 健康・エネルギー

なぜ身体のワークが必要なのか
── トランサーフィンとエネルギーの土台

Зачем работать с телом, если вы
занимаетесь практиками Трансерфинга?

トランサーフィンセンターには、こんな質問がよく寄せられるそうです。

「意図を実現するために、身体への働きかけ(ワーク)は絶対に必要ですか?」
「スピリチュアルな実践をしているのに、なぜ物理的な運動が必要なのですか?」
「身体のワークなしでも、トランサーフィンのテクニックは機能しますか?」

こういった疑問は、トランサーフィンを始めたばかりの人によく見られます。「メソッドをこなして、理想の未来を思い描き、意図を持てば現実を変えられる」と思い込んでいるためです。その結果、「頭(理性)」と「心(魂)」ばかりに意識が向き、私たち自身を形作る3つ目の大切な要素である「身体」の存在をすっかり忘れてしまうのです。

ゼランド氏も、後の著作では「身体」を重視した

確かに、ヴァジム・ゼランドは初期の『リアリティ・トランサーフィン』ではほとんど身体について触れていません。しかし、その後の著書では、エネルギーの向上、身体のワーク、そして正しい食事の重要性に、多くの注意を払うようになっています。

明晰夢のように現実を管理するためには、自由な意識と強力なエネルギーを持つことが必要である。

ヴァジム・ゼランド

そして、エネルギーレベルを最も速く、かつ効果的に高める方法こそが、自分の「身体」に取り組むことなのです。


あなたの朝は、こんなふうに始まっていませんか

「どうして個人のエネルギーレベルを高める必要があるの?」
「それって絶対にやらなければいけないの?」
そんな質問のたびに、トランサーフィンセンターのタチアナ・サマリナは、逆に問いかけます。

「あなたの朝は、こんなふうに始まっていませんか」と。

朝、枕から頭を上げたばかりなのに、もう疲れ果てて気力がない。本来なら活力に満ちているはずの朝に、目をこすりながらキッチンへ向かい、コーヒーを一杯飲んでようやく目が覚め始める。そしてまた、慌ただしい一日へと急いで飛び込んでいく——。

心当たりはありませんか。もしそうなら、あなたのエネルギーレベルは低下しており、それについて考えるべき時が来ているのかもしれません。個人のエネルギーレベルが高くて初めて、私たちは意図を実現し、人生をより活動的で豊かなものへと変えていけるからです。


エネルギーが低いと、できなくなる6つのこと

たとえ一生懸命にトランサーフィンを実践しようとしても、エネルギーレベルが低いと、意図の実現の妨げになります。ハンバーガーばかり食べ、テレビを「楽しみ」、スポーツニュースを読むだけで「運動」した気になっている——そんな状態では、人生を良い方向へ変えるのは困難です。具体的に、エネルギーの状態が低いと次のことを妨げます。

1. 意図を実現できない

意図は、あなたの中を自由に流れる「宇宙のエネルギー」の助けを借りて実現します。実践に取り組むことで、あなた自身が宇宙エネルギーの導管(パイプ)となるのです。しかしそれが可能になるのは、身体に物理的・エネルギー的なブロックがなく、エネルギーが楽に通り抜けられる場合だけです。

(※宇宙エネルギーとは、リアリティ・トランサーフィン第三巻で詳しく語られている、フリー・エネルギーのことです。ヴァジム・ゼランドは私たちの生体エネルギーは2つに分けることができ、ひとつは食物を消化吸収して得られる生理エネルギー、もうひとつは人間の身体を通過している宇宙のエネルギーで、これを自由エネルギーまたはフリー・エネルギーと述べています。)

2. 愛する人と引きあわない

人を惹きつけるのは、最も美しい人ではなく、内なる力・調和・充実感を感じさせる人です。エネルギーの低い人は、魅力のある相手にとって「透明な存在」になってしまいます。なぜなら、そうした相手自身が高いエネルギーを持っているからです。

3. システムを抜け出し、独自性を開花できない

最も大きな成功を収めるのは、一般的な隊列から抜け出すことを恐れず、システム(振り子)の影響から自由になって、自分だけのユニークな現実を創り始める人です。他人が踏み固めた道ではなく、自分の道を切り拓く——それには十分なエネルギーが要ります。

4. 健康と体力を回復・改善できない

80歳のモデルや、実年齢より20歳若く見える人、余命宣告など絶望的な診断から回復した人——そうした実在の例は確かにあります。しかし、そうやって「人生の時計の針を巻き戻す」あるいは「生きながら生まれかわる」ような奇跡を起こすには、途方もないエネルギーが要ります。なぜなら、奇跡を起こす以前に、心身を蝕む「恨み・罪悪感・怒り・自己憐憫・絶望」といった心身を重くしている感情を癒すだけでも、私たちは莫大なエネルギーを消費するからです。

5. 新しい人生のラインへ移行できない

今まで持っていなかったものを手に入れるには、今までやったことのないことをしなければなりません。多くの人が「犠牲者」のポジションを捨てて「現実の決定者(創造者)」のポジションを選べないのは、それに勇気とエネルギーが要るからです。

(※「今までやったことのないことをする」とは、何もバンジージャンプをするとか、そういったことではなく「今までの慣れ親しんだ思考のクセや生活習慣を捨てること」を意味しています。

「現実の創造者」になるということは、誰かが運転する車の助手席を降りて「自ら運転席に座り、人生のハンドルを握る」ということです。どこへでも好きな場所へ行ける自由(新しい人生のライン)が手に入る代わりに、起きることの100%が自分の責任になります。助手席に座っているときは「道が違う!」「運転が下手!」と文句を言うだけで済み、万が一事故を起こしても「運転手のせい」にできましたが、それらを捨てて、自分の手でハンドルを握るには、強い「勇気とエネルギー」が必要なのです。)

6. 創造し、自己実現できない

ヴァジム・ゼランドは、エネルギーの回路が塞がっている状態を「古いパイプに水垢がこびりつき、エネルギーの流れが『細い糸(チョロチョロとした細い水流)』のようになってしまっている状態」だと表現しています。この状態では、残ったわずかなエネルギーを「ただ今日を生き延びるため(仕事をして、ご飯を食べて、息をするため)」だけに使い果たしてしまい、新しい目標を立てたり、夢に向かって足を動かしたりするための「意図の燃料(宇宙エネルギー/フリー・エネルギー)」が1ミリも残っていないのです。そんな状態では、人生の大きな飛躍どころか、「未来の理想の一コマを思い描く」ことすらできなくなってしまうのです。


身体は、現実を管理するための「道具」

エネルギーレベルを高める最速かつ最も効果的な方法は、身体へのワークです。残念ながら、私たちはしばしば身体を忘れ、魂と理性の調和にばかり注意を払ってしまいます。けれど身体とは、幸せで充実した人生を築き、意図の実現を加速させ、重要性を下げ、自分自身の現実を管理するための、特別でユニークな「道具(ツール)」なのです。

NOTE ──「道具」という言葉について

ここで、身体が「道具」と聞くと、なんだか理性や魂に対して無機質な感じがしてしまいますが、ロシア語の原文で使われている「инструмент(インストゥルメント)」という単語には、大工道具のような「ツール」という意味のほかに、音楽を奏でる「楽器」という意味も含まれています。

トランサーフィンにおける身体とは、単なる入れ物や使い捨ての道具ではなく、宇宙のエネルギーを通す「導体(パイプ)」であると同時に「魂と理性の意図を、物理的な現実世界に響かせるための大切なもの」なのです。それはまるで、宇宙のエネルギーを通すパイプオルガンのようなもの。身体という楽器のパイプがクリアに通り、チューニングが合って初めて、魂と理性の意図が現実世界に美しく響き渡るのです。

現代の私たちは、自分の身体を感じることをやめてしまいました。10〜12時間も身動きせず椅子に座り続けることが習慣になり、新鮮な空気の中の散歩は「一大イベント」、加工食品のランチが「普通」になっています。

しかしトランサーフィンにおいて、これらの生活習慣は致命的です。なぜなら、宇宙のエネルギーを通す「配管」である身体に大量の老廃物(ゴミ)を発生させるからです。配管(身体)にゴミが溜まると、水垢だらけの古い水道管のようにドロドロに詰まり、現実を創るための燃料(フリーエネルギー)がチョロチョロとしか流れなくなってしまいます。どんなに素晴らしい未来のワンシーンを描こうとしても、それを動かすエネルギーが枯渇してしまえば、せいぜいが「今日を生き延びる」だけで精一杯になり、人生は1ミリも前に進まないのです。


「怠け癖」は、戦って消すものではない

実践者からトランサーフィンセンターによく寄せられるのが「どうすれば怠け癖をなくせますか?」という質問なのだとか。それに対してタチアナ・サマリナはこう答えています。

「怠惰から解放される方法は、ただひとつ——“意識的に選択し始める”ことだけです」と。

コンピュータの前でもう1時間過ごすか、体を動かすか。加工食品か自然食品か。薬の束か、健康的な生活か。そう、トランサーフィンとは“選択”の連続なのです。

まずは何らかのスポーツを始め、野菜や果物を多めに食べる。怠惰をどう取り除くかを考えるのは、その後でいいのです。やがて、怠惰が自然に消えていることに気づいて驚くでしょう。順序を逆にすると、怠惰との過酷な闘いに何年も費やし、結果は得られません。

NOTE ── 三位一体の調和

エネルギーと喜びに満ちて毎朝跳ね起きたいなら、そして意図に力を「チャージ」したいなら——目指すのは「身体・理性・魂」の調和です。身体のワークに特別な注意を払い、食生活に気を配り、ボディ・エネルギー・ワークを定期的に行う。トランサーフィンのテクニックは、この土台の上ではじめて十全に働き始めます。

意図は意識で立てる。だが、それを運ぶのは身体を流れるエネルギー。
導管が詰まっていては、どんな意図も力を持てない。

身体・理性・魂。この三つが揃ったとき、現実は動き始めます。

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