用語集 — Glossary
トランサーフィン
定義
「トランサーフィン」とは、ヴァジム・ゼランドが提唱した、現実を管理するための思考と行動の体系です。語の意味は、「バリアントの空間」を滑るように進むこと(波乗りすること)、潜在的な可能性を現実へと変容(トランスフォーム)させること、あるいは「人生のライン」を移行(トランスファー)すること、と解釈されます。
一言でいえば、トランサーフィンを実践するとは「幸運の波」の上で見事にバランスをとることを意味します。それは自己研鑽の新しいメソッドではなく、望むものを努力して獲得するのではなく「受け取る」ための、根本的に異なる生き方そのものです。
ヴァジム・ゼランド自身による言葉
この言葉はどこから来たのか
ゼランド氏は、「トランサーフィン」という言葉を自分で考え出したものではないと語っています。他のすべての用語や本の全内容がやって来たのと同じ場所——情報フィールド——から、そっくりそのまま降ってきたのだと言います。彼自身も、しばらくの間はその意味を理解しておらず、どのような連想からこの言葉が生まれたのかさえ説明がつかなかったといいます。
発音は綴られた通りに「トランサーフィン」と読みます。ロシア語で波乗りのサーフィンは「スョールフィング(Сёрфинг)」と発音されますが、トランサーフィンはあえて綴り通り「トランセールフィング(Трансерфинг)」と読む——これはゼランド氏独自のユーモアを含んだこだわりです。私たちが「波に翻弄される側」ではなく、「波を選ぶ側」であることを示唆しています。
トランサーフィンは、自己研鑽のための新しいメソッドなどではなく、望むものを手に入れるための根本的に異なる思考と行動の方式です。努力して獲得するのではなく、まさしく「受け取る」のです。そして、自分を変えるのではなく、本来の自分に還るためのものなのです。
ヴァジム・ゼランド/リアリティ・トランサーフィンの著者
リアリティ・トランサーフィンとは何か
現実を管理するテクノロジー
私たちは皆、多かれ少なかれ状況の支配下にあります。願いは叶わず、夢は実現しない一方で、最悪の予想はまるで嫌がらせのように的中してしまう——。トランサーフィンは、この関係を逆転させられると説きます。ここでは、目標は苦労して「達成される」ものではなく、大部分において自ずと「実現していく」ものとされます。
固定観念という南京錠を壊すことで、叶わぬ夢が現実へと変わる世界への扉が開きます。あなたの可能性を制限しているのは、ただ「自らの意図」だけだというのです。トランサーフィンとは、過去を振り返ることなく、自分の「魂」に従って人生を選ぶという「大胆さ」のこと。あなたが意識的に、そして完全にその選択への責任を負うという条件のもとで、あらゆる選択が実現される現実なのです。
あらゆる分野で機能する
トランサーフィンは、人間関係と愛、お金と豊かさ、真の目標(使命)の探求と実現、自己啓発と精神的な成長、健康・癒やし・肉体の若返りといった、人生のあらゆる領域で等しく働くとされます。年齢、住んでいる場所、いま直面している問題の種類は関係ありません。
人気の理由
2004年、「Ves(ヴェシ)」出版社からヴァジム・ゼランドの最初の著書『リアリティ・トランサーフィン』が出版され、ロシア最大のオンライン書店でベストセラーのトップ10入りを果たしました。読者はカナダからニュージーランドまで広がり、世界中の20の出版社が出版・翻訳の権利を取得。20年以上を経てなお世界的ベストセラーであり続けています。その理由として、(1) シンプルで分かりやすい応用ツールであること、(2) 人生のあらゆる分野で機能すること、(3) 目標をより早く・より簡単に実現できること、(4) 多くの古代の教えと共鳴し、その重要な実践法を総合していること、が挙げられます。
動画でたどるトランサーフィン
トランサーフィン・センター タチアナ・サマリナによる解説(2017年)
以下は、トランサーフィン・センターのタチアナ・サマリナが語った3本の動画の要約です。彼女はゼランド氏本人と直接の交流を持ち、「源泉(オリジナル)」に最も近い実践者として知られています。トランサーフィンの中核概念を、彼女自身の言葉で平易に解き明かしています。
トランサーフィンは「エソテリック(秘教的)な教え」でありながら、実生活でシンプルに応用できるため、サマリナ氏はこれを「応用エソテリック」と呼びます。その出発点が「バリアントの空間」という概念です。ここにはあらゆる人生のシナリオが情報として存在しており、私たちはそこから望む現実を「選ぶ」ことができます。最も重要なのは、自分が本当に望むものを知り、その目標が心から「自分自身のもの」であることです。
第二の原則が「世界は鏡である」。現実には形而上学的(エネルギー的)な側面と物理的な側面があり、私たちが放射する思考・状態・感情が、物理的な現実に映し出されます。ただし鏡は「遅延して(タイムラグを持って)」反応するため、結果は渇望や焦りではなく「軽やかさと静けさ」をもって待つ必要があります。
そして要となるのが「外的意図」のエネルギーです。私たちは目標を実現するための手段を考え抜くのではなく、ただ「最終的な結果」を引き寄せ、それを放射し続けます。手段は外的意図が運んでくる——だからこそ、規則正しく計画的な実践が欠かせないのだと説きます。こうした実践の場として、2006年に「トランサーフィン・センター」が設立されました。
サマリナ氏にとってトランサーフィンは、単なる現実管理の技術ではなく「ライフスタイル(生き方)」そのものです。取り組むうちに、まず日常の小さな目標が、やがて大きな目標が実現していくのです。
「トランサーフィンは機能しない」という言説に対し、長年の実践歴を持つサマリナ氏(2017年の動画公開時点で10年以上、現在では20年以上)が、自身と参加者たちの「実際の成果」をもって応えた回です。著者ゼランド氏自身が、出版社に断られ続けた状況から「自分の本はベストセラーである」という意図を設定し、それを現実化させた——20年以上トップを維持し続けるベストセラーという事実こそ、その何よりの証拠だと語ります。
サマリナ氏自身も、長く自分の目標を探し続けた末に「私の目標が、自分から私を見つけてくれますように」と願い、執着と重要性を手放したところ、一年もしないうちに大好きな仕事(=目標)の方から彼女を見つけてくれたといいます。
参加者たちの成果
60歳を過ぎた女性は「裁判に勝つこと」「愛する人に出会うこと」という二つの目標を掲げて参加し、その両方を実現させました。テレビ番組で「水一杯のテクニック(アマルガム)」を試したある女性は、「結婚したい」という意図を水に込めて飲み干したところ、一週間も経たずに番組を見た男性から連絡が入り、出会いに至りました。「Сезон денег(お金の季節)」プログラムでは、3年間返ってこなかった借金が、重要性を下げるワークの翌日に返済された例も報告されています。
年齢も過去の状況も関係ない。重要なのは「自分が何を望み、どこへ向かうのか」を知ること——そして行動することだと締めくくります。
ヴァジム・ゼランドという人物には数多くの噂や憶測がつきまといます。「複数人からなるグループ名だ」「正体はサマリナ氏本人だ」といった説さえあります。サマリナ氏はこれらをはっきり否定し、ゼランド氏は自分が直接会ったことのある「実在する一人の人物」であると証言します。二人が出会ったのは2006年。彼女はそれを「まさにトランサーフィンによって起こった、神秘的な出会い」と表現します。
彼女のプログラムが「源泉」に極めて近いのは、ゼランド氏本人から直接、第一線で生の情報を受け取ってきたからです。「源泉との繋がりこそがすべての基礎である」と彼女は言います。
ゼランド氏の人気の秘密は、彼自身がトランサーフィンを「自ら使用した」点にあります。量子物理学の研究者だった彼は、2002年頃から情報フィールドより降りてくる知識を書き記す「中継器(レシーバー)」となり、自著がベストセラーになるよう意図を設定して、それを実現させました。
なお、「ゼランド氏が各地でトレーニングを開催している」という噂についても、サマリナ氏は責任を持って否定しています。ゼランド氏は執筆を続ける非公の人物であり、公開されている動画は『Загадки нашего Я(私たちの「自我」の謎)』のみ。出回っている写真や情報の多くは事実ではないと述べています。