記事 — Article / 意図と目標の実現
願いが叶う人、叶わない人
── 願望の「3つの形」
значимости и зависимости, исполняются
同じように「願って」いるはずなのに、なぜか願いが次々と叶っていく人と、何年願っても何も変わらない人がいます。その違いは、能力でも運でもありません。「願望をどんな形で抱いているか」にあります。
ヴァジム・ゼランドは『リアリティ・トランサーフィン 第1巻』の中で、こう書いています——「重要性と依存の過剰ポテンシャルから自由になった願望は、実現する」。この記事では、ゼランド氏が挙げる「願望の3つの形態」をたどりながら、なぜ”強く願うほど叶わなくなる”のか、その仕組みを見ていきます。
願望には、3つの「形」がある
ゼランド氏は、同じ「願う」という行為にも、エネルギーのレベルでまったく異なる3つの形態があると言います。
一つ目の形は、強い願望が、所有し行動するという揺るぎない意図に変わった場合である。(中略)二つ目の形は、怠惰でうんざりするような願望で、純粋な過剰ポテンシャルである。(中略)最も陰険なのが三つ目の形だ。これは強い願望が願望の対象への依存関係に移行したものである。
ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン第1巻第4章:バランス』
強い願望が、「所有し、行動する」という確固たる意図に変わっている状態。これが、私たちがワークで扱うべき唯一の形です。
ただ「欲しい、欲しい」と願うだけで、行動が伴わない状態。これは純粋な「過剰ポテンシャル」であり、エネルギーを無駄に消費します。
「これが手に入らなければ人生は終わりだ」というように、願望が条件に縛られた状態(これが叶ったら幸せになれる/これが叶わなかったら幸せになれない病)。強力な過剰ポテンシャルを生み、最も願いを遠ざけます。
FORM 1叶う願望 ── 「意図」に変わっている
第1の形態の願望を扱うとき、あなたは最終的な目標を定め、「現実の決定者(創造者)」の状態から意図を形成します。そして自分の力をそこに注ぎ込み、それを宇宙へと手放します。こうして、あなたはただ「世界の鏡」に自分の願望を伝え、タフティの言葉を借りれば、選んだ目標に向かって現実の中で「自分自身を動かす」のです。
このとき、あなたは意図が実現することを疑わず、それがいつ起こるかを待ち焦がれることもありません。そして概して、望むものを手に入れます。
「宇宙へと手放す」と聞いて、「放射するのではないの?」と思われた方もいるかもしれません。ここでの“手放す”とは、願望に対する執着、疑い、過剰ポテンシャル(重要性)を手放す(リリースする)ことを意味しています。
目標を定めて意図を形成した後は、「いつ叶うのか」「どのような方法で叶うのか」と思い悩んだり、無理にコントロールしようと強く握りしめたりするのをやめ、宇宙や「外的意図」の力に委ねる必要があります。それが「宇宙へと手放す」ということなのです。
「願望」が「意図」へと変わるとはどういうことか。両者の違いは 用語辞典「意図」 で詳しく扱っています。「世界の鏡」のはたらきとあわせてどうぞ。
FORM 2叶わない願望 ── ただ「欲しい」だけ
一方で、多くの人はただ「願って」いるだけです。「家が欲しい、マンションが欲しい、愛が欲しい……」とリストは無限に続くでしょう。しかし、そういう人に「では、その願望を叶えるために何をしていますか?」と尋ねると、おそらく戸惑ったようにこう答えます。「えっ、何をすればいいの? 私はただ欲しいだけなんだけど……」
この「ただ欲しい」という状態は、エネルギーのレベルでは、ゼランド氏が描写するとおりになります。
第2の形態は、行動を伴わない切実な願望であり、これは純粋な形での過剰ポテンシャルである。それはエネルギー場にぶら下がり、良くて願う者のエネルギーを無駄に消費するだけであり、悪くすれば様々なトラブルを引き寄せる。
ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン第1巻第4章:バランス』
どういうことでしょうか。あなたは常に自分の願望についての思考を頭の中で巡らせ、それが叶わないのではないかと不安になり、「何か違う形」で叶うのではないか、あるいはすぐには叶わないのではないかと心配しています。いうなれば頭(理性)も心(魂)もバラバラな状態です。すると、あなたのエネルギーは重たく低いものとなり、通信環境が悪化して粗くぼやけた画像のように、望むもののイメージも曖昧になります。
本来なら、そのエネルギーを「意図」に注ぎ込み、そこにベクトル(方向)を与えることができたはずなのに、あなたはそうしません。思考はエネルギーであり、決して跡形もなく消えることはないため、あなたの周りの空間にただ滞留し続け、巨大なエネルギーの歪み(純粋な過剰ポテンシャル)へと変異してしまうのです。そして、過剰ポテンシャルが発生すれば、「平衡力」がその異常なエネルギーの偏りをなくそうと介入をしてくるので、結果としてあなたの人生に様々な困難・トラブル・障害が具現化されてしまうのです。
行き場を失った願望のエネルギーは「過剰ポテンシャル」となり、それを打ち消そうとする「平衡力」を生みます。この一連の仕組みは 用語辞典「過剰ポテンシャル」 と 「平衡力」 をご覧ください。
FORM 3最も狡猾な願望 ── 「依存」に変わっている
ゼランド氏が「最も狡猾だ」と書く第3の形態の願望も、よく見られます。人は自分自身に、次のような制限(固定観念)を作り出します。
例えば、次のような目標設定がなされる。『もし私がこれを達成したら、私の状況はずっと良くなるだろう』『もし私がこれを達成しなかったら、私の人生は何の意味もなくなってしまう』『もし私がこれをしたら、みんなに思い知らせてやることができる』『もし私がこれをできないのなら、私には何の価値もない』『もし私がこれを得られたら、何て素晴らしいことだろう』『もし私がこれを得られないのなら、まずいことになるだろう』。このように様々なバリエーションが存在する。
ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン第1巻第4章:バランス』
「If-Then」の法則(If:もし〇〇なら、Then:●●だ)で表される目標や願望は、自分の幸せや存在価値を、特定の「結果(条件)」に完全に縛り付けてしまっている状態のことです。
エネルギーのレベルでは、このように願望が何らかの条件に依存していると、極めて強力な「過剰ポテンシャル」が発生し、それが今度は同じくらい強力な「平衡力」を生み出します。その結果、物理的な現実であなたが得るものは何でしょうか。確実に言えるのは——「願望の実現」ではない、ということです。
ヴァジム・ゼランドはこの3つ目について、「世界(宇宙)の首を絞めている状態(хватать мир за горло)」だと言っています。
疑いや不安、焦り、恐れを抱きながら必死に結果を求めることは、まさに宇宙(世界の鏡)の喉首を過剰ポテンシャルというロープでギリギリと締め上げ、「早く叶えろ!」と脅しているようなものだと言います。当然、首を絞められた宇宙は反発し(平衡力が働き)、願いは遠ざかってしまいます。
「私が誰かの『意図』の中にたくさんの感嘆符(!)や、『素晴らしい』『見事な』『豪華な』といった言葉が溢れているのを見たとき、それは私にとって、その意図の中に『過剰ポテンシャル』が存在するというサインになります。」
過剰ポテンシャルが存在する場合、どれほどその意図を使ってワークをしても、意図の実現をはるか遠くへ押しやっているのだ——とサマリナ氏は言います。どんなに多くの実践を行っても、何かを強く「渇望」しているなら、あなた自身が自分の意図への酸素供給を断ち切っているのです。
先ほどゼランド氏は「宇宙の首を絞めている」と表現しましたが、この状態のことをサマリナ氏は“水が流れているホースを自分自身で踏みつけて流れを塞いでいる”と言っています。水とは、意図を現実化するために欠かせない宇宙の働き「外的意図」のことです。ホースを踏んでいる足が過剰ポテンシャルです。
解決策はただ一つ、手や足(過剰ポテンシャル)をどけることなのです。
タチアナ・サマリナが、ゼランド氏の『リアリティ・トランサーフィン 第1巻』から「重要性と依存の過剰ポテンシャルから自由になった願望は、実現する」という一節を引用し、解説する動画です。願望の3つの形態、それぞれの違い、そして私たちがどの形態を扱うべきかを学べます。
踏んでいる足を、どける
では、どうすればいいのでしょうか。答えは「重要性を下げる」こと。そして、それはどうやって下げればよいのでしょうか。
まず第一に、それに「気づく」ことです。目を覚まし、今、自分自身で水が流れているホースを踏んづけているのだということに気づいてください。
ホースを強く踏みつければ踏みつけるほど、水は流れるでしょうか? 圧力をかける必要はありません。
タチアナ・サマリナ
この過剰ポテンシャルを取り除き、注意を何か別のものに向け、自分の意図に執着しないようにする必要があります。人生を楽しみ、今この瞬間の現実の中に、興味深いものを見つけてください。
そして、こう覚えておいてください——「過剰ポテンシャルは、行動の中で消散する」。自分の目標に近づくために「今すぐ」できることは何かを探し、それを行ってください。具体的に何をすべきか分からない場合は、面白い活動、自分を満たしインスピレーションを与えてくれるものに注意を向け、スポーツやその他の活動的なことに取り組んでみてください。
しかし最も重要なのは、タイミングよくそれを見て、気づき、足をどけること。激しい勢いで水——あなたの意図を実現する宇宙のエネルギー——が流れているホースから、自分の足をどけることなのです。
強く渇望することは、ホースを踏みつけることに似ている。
力を抜いて、足をどけたとき、水は勢いよく流れ出す。
願いを、重さから自由にする。それが、叶える人の在り方です。
意図と願望の違いは 用語辞典「意図」、力みが逆効果になる理由は 「重要性」、その下げ方は 「重要性の調整」 で。トランサーフィンの全体像は 「トランサーフィン」 からどうぞ。
