観察者(内なる見張り役/内なる観察者)

用語集 — Glossary

観察者(内なる見張り役/
内なる観察者)の謎

Загадка Смотрителя

定義

「すべての人は、自分の望むものすべてを選択する自由を手に入れることができます。どうすれば、その自由を得ることができるのでしょうか?」

人は、必死に努力して勝ち取るのではなく、ただ望むものを「受け取る」ことができるのだということを知りません。この謎の答えは、書籍『リアリティ・トランサーフィン』を最後まで読み終えたときに初めてわかります——ゼランド氏の書き出しはそう告げています。

その答えの核心に位置するのが、「観察者(Смотритель)」のポジションです。自らの運命の主人である、意識的な人の役割。「観察者」のポジションにいることは、「実行者」の役割でいることよりも、はるかに魅力的で効果的です。

01

「眠っている」と「目覚めている」

日々のルーティンの中で起きていること

多くの人々の意識は、出来事、情報、ニュース、インターネット、テレビなどに捕らわれています。あなたはこの外側の空間に没入し、日々のルーティンの中で「眠り」に落ち、自分自身や自分の真の目標について忘れてしまいます。日々の雑事や悩みには常に時間を見つけますが、あなたにとって本当に価値のあるもの——あなたを満たし、インスピレーションを与え、夢に近づけてくれるもの——は「舞台裏」に取り残されてしまいます。

多くの人々は、習慣的な行動を機械的に行いながら、文字通り歩きながら眠っているような状態です。「私は自分がしていること、今起こっていることをちゃんと自覚している!」と思うかもしれません。しかしその後、何かの人、問題、出来事があなたの気を逸らし、あなたは再び頭までどっぷりと睡眠に浸かり……「眠って」しまうのです。

「観察者」のポジションにつくとき、あなたは完全に意識的であり、「今、ここ」の瞬間に全面的に存在しています。現実をコントロールし、自分の人生に対する責任を自ら引き受けます。


02

「観察者」とは誰か

脚本家・監督・俳優・観客、同時に

ゼランド氏は「観察者」を、あなたが自分の人生の脚本家、監督、俳優、そして観客を同時に務めている特別な状態として描写しています。それは「観察」であると同時に「積極的な行動」でもあります。

ここで重要なのは、「観察者(Смотритель)」のポジションを、単なる「傍観者(наблюдатель)」のポジションと混同しないことです。傍観はあなたの参加なしに、離れたところから行われます。しかし「内なる観察者」は常に積極的な役割です。

「私は私自身を見ている、私の周りで起きていることを見ている。そして私は、その状況に対してどのように接するかを選ぶことができる。どのような感情や感覚を選び、どのように最も効果的に行動するかを」——これが観察者のポジションです。

例えば、観察者は、あなたが振り子のゲームに没頭して論争や口論を始めるのを許しません。状況との同一化を解き(つい過剰に反応してしまう心の癖や感情的に巻き込まれるのをやめ)、それに対する正しい態度を選ぶのを助けてくれます。

内なる観察者は、二重人格とは何の関係もありません。あなたはただバックグラウンドモードで、自分が何をどのようにしているかを、自分自身で気づいている(観察している)だけなのです。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第1巻第四章バランス』

(※もう一人の別の人格を作り出すことではなく、日常を過ごす中で、「自分は今こういう行動をしているな」「こんな感情になっているな」と、自分自身を常にモニターできている、ということです。)


03

「内なる見張り役」と「内なる観察者」——邦訳本の違い

平成版と令和版で異なる訳語について

ロシア語原語は「Смотритель(スモトリーチェリ)」。これは「見る人・監視する人・番人」という意味の名詞です。この用語の日本語訳は、邦訳本の版によって異なります。

邦訳本における表記の違い
平成版 内なる見張り役 「見張り・番人・監視者」というニュアンスに近く、ロシア語原語の字義に忠実な訳。
令和版 内なる観察者 「観察・止観」という哲学的・禅的なニュアンスに寄せた訳。

本サイトでは両表記を併記しています。概念としては「ただ外から眺める傍観者」ではなく、「行動しながら自分と状況を同時に認識している、積極的な観察者」である点を念頭に置くとよいでしょう。いずれにせよ、同じひとつの概念を指しています。

04

なぜ「観察者」を起動するのか

目覚めたときに何が変わるか

エネルギーとインスピレーションが湧く

人生において観察者のポジションについた瞬間、エネルギーとインスピレーションが湧き出てくるのを感じます。もはや誰かの意志に従順に従う必要はなく、あなた自身が自らの運命を創造し始めるからです。これこそが、真の自由です。

思考が明晰になる

「目を覚まし」、意識的にこの役割に入ると、思考は澄み渡り、論理的に物事を説明できるようになります。鋭い知性も思考の鈍さも、実は個人の知能指数(IQ)によるものではなく、「意識性の度合い(どれだけ目覚めているか)」にかかっているのです。

新しい機会が見えてくる

観察者のポジションにある意識的な人は、常に必要な情報に対して開かれており、新しいアイデアを生み出して現実化し、新しいチャンスを見つけ、成功への最短距離が開かれていくのです。

振り子(システム)から自由になる

あらゆる振り子(システム)は、あなたを常に「眠り」の中に留めておきたいと考えています。なぜなら、「眠っている人」はコントロールしやすく、説得しやすく、何かを売りつけたり、言いくるめて何かの盲目的な支持者にしたりすることが簡単だからです。観察者のポジションから状況をモニターできているなら、彼らの網に捕らわれることなく、あなたは自由なのです。


05

観察者を起動する2つのコツ

タチアナ・サマリナによる実践指針

コツ 1
すべての結果に責任を持つ

自分自身で人生の脚本を書いているというのであれば、好むと好まざるとにかかわらず、それは自分の創造物です。無意識のうちにやっていたとしても、たとえ眠った状態でやっていたとしても、自分がやったことには変わりありません。まずここから始めてください——「これは自分が創り出したものだ」という認識を持つこと。責任を持つということは、自己批判ではなく「自分が変えられる」という力を取り戻すことです。

コツ 2
思考が現実に与える影響を認める

日中、私たちは無意識に様々な思考を放射しています。「ああもう、すべてに疲れた」「なんてうんざりなんだ」「あそこも値上がりした」——私たちはこうした思考が自分の目標を妨げ、人生を創り出しているとは考えません。しかし、実際そうなのです。自分の思考がどのように現実に影響を与えているかを「見て」、その瞬間に「気づく」こと。そうすれば、自分の思考や状態に対して、これまでとは違った向き合い方ができるようになります。


06

動画でたどる「観察者」

トランサーフィン・センターによる解説

トランサーフィンにおける内なる観察者。観察者のポジションの利点
2020.08.05 — タチアナ・サマリナ

「観察者」とは誰か、なぜそれを起動するべきなのかをサマリナ氏が語ります。本ページ①②④の内容の元になった動画です。「眠っている人はコントロールしやすい」という振り子のシステムについての語りが特に印象的です。

コース『現実のコントロール』の動画でもあり、概念の理解と実践の両方をカバーしています。

YouTubeで視聴する →
観察者を起動する2つのアドバイス(コース『現実操作』第1回より)
2021.03.19 — タチアナ・サマリナ

本ページ⑤「2つのコツ」の元になった動画です。「責任を持つ」と「思考の影響に気づく」という2つの実践的なステップを、サマリナ氏がコース受講者向けに語っています。

「ああもう疲れた」「なんてうんざり」という何気ない思考が現実を創り出しているという具体例が、非常に分かりやすく示されています。

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