人生ライン

用語集 — Glossary

人生ライン

Линия жизни

定義

人間の人生は、他のあらゆる物質の運動と同様に、原因と結果の連鎖です。バリアントの空間において、結果は常にその原因に近い場所に位置しています。ある事象が別の事象から生み出されるように、隣り合う空間のセクターが連なって「人生ライン」を形成しています。

(※映画のフィルムを想像してみてください。フィルムが「1コマ1コマ」連続して再生されることで1本の映画になるのと同じです。ある出来事が次の出来事に繋がるように、少しずつ違う現実のコマ(セクター)がパラパラ漫画のように連なって、あなたの「人生ライン」を形成しているのです。)

同一の人生ライン上にあるセクターのシナリオと舞台装置は、その質において多かれ少なかれ均質です。あなたは常に、自分の「思考の放射」がそのパラメータを満たすようなライン上に存在しています。世界に対する態度を変えれば、出来事の展開が異なる別の人生ラインへと移行するのです。

(※1本の映画のフィルム(人生ライン)の中では、「ホラー」ならずっと不気味なまま、「コメディ」ならずっと楽しいままのように、雰囲気や設定はずっと同じように続きます。あなたが今いる映画の世界は、あなたの普段の「気分や思考(放射)」とピッタリ一致しています。ですから、もし今の現実を変えたいなら、あなた自身の「世界に対する態度(出すエネルギー)」を変えればいいのです。そうすれば、チャンネルがパッと切り替わるように、まったく別のハッピーな映画(人生ライン)へと自動的に移行することができます。)
01

バリアントの空間と人生ライン

無限の座標平面に並ぶ「セクター」

人生ラインを理解するには、その土台である「バリアントの空間」を知る必要があります。ゼランド氏は、バリアントの空間を、起こり得るすべての出来事のバリアントを含んだ「完全に物質的な情報フィールド」として記述しています。人間の運命もまた、無数のバリアントとして存在しています。

空間と時間の中を物質が移動する、無限に巨大な座標平面を想像してみてください。この平面のすべての点に、それぞれのテンプレート(特定の出来事のバリアント)が存在しています。便宜上、この平面はセクターに分けられ、セクター同士の距離が離れれば離れるほど、その違いは大きくなります。そして、セクターが連なって「人生ライン」を形成するのです。

(※私たちの人生を「無限のページ数、無限のストーリーがあるパラパラ漫画」だと想像してみてください。バリアントの空間には、あなたの人生のあらゆるパターンの「1ページ(セクター)」が無限に存在しています。前後のページは似たような絵ですが、遠く離れたページを開くと、まったく違う絵が描かれています。この1ページ1ページが順番にめくられていくことで、ひとつの物語(人生ライン)になっているのです。)

一つのラインの枠内では、運命のすべてのシナリオは多かれ少なかれ均質です。しかし、別の人生ラインに移行すると、周囲の現実は変わり始めます。時にこの移行は、私たちの意志とは無関係に、気づかぬうちに起こります。トランサーフィンが教えているのは、まさにこれを「意識的に」行うこと——特定の人生ライン上を移動し、自分がより好む現実のバリアントに近づいていくことです。

(※一つのパラパラ漫画(一つの人生ライン)の中では、ホラーならずっと怖いまま、コメディならずっと楽しいままのように、似たような出来事がずっと続きます。しかし、別のパラパラ漫画(ライン)に乗り換えると、周りの現実はガラリと変わり始めます。私たちは普段、落ち込んだりイライラしたりした時に、気づかないうちに「運の悪いパラパラ漫画」へと乗り換えてしまっています。トランサーフィンが教えているのは、これを「意識的に」行うこと。つまり、自分で狙って「一番好きな展開のパラパラ漫画」を選び、そちらへ乗り換えていくことなのです。)

私たちの世界の多次元性(多バリアント性)は、その最も基本的な特性である。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン:バリアント・モデル』
邦訳本では「私たちの世界の多変異性(バリエーションの多さ)は、最も重要な基礎的特性なのだ。」と書かれていますが、これは「この世界には過去・現在・未来のあらゆる可能性(バリアント)が、すでに無限のバリエーションとして用意されている」ということを意味しています。トランサーフィンの最大のポイントの一つである、現実はゼロから苦労して”作る”のではなく、無限の可能性(バリアント/バリエーションの空間)の中から自分に合うものを”選ぶ”ものだということに繋がります。つまり、「世界の多次元性(多バリアント性)が最も基本的な特性である」というゼランドの言葉は、「あなたの人生は、たった一つの変えられない運命ではなく、無限の選択肢がすでに用意されている」ということでもあるのです。

02

思考が、ラインを照らし出す

暗い森を照らす懐中電灯のように

懐中電灯を持って暗い森を歩き、その光である小さなエリアを照らし、また別のエリアを照らしている様子を想像してみてください。私たちの思考エネルギーも同じ原理で働いており、それを使って私たちはバリアントの空間のあちらのセクター、こちらのセクターを「照らし出して」いるのです。

楽天家や大胆な夢想家、ロシアの民話に出てくる「愚か者のイワン」のような人々は、人生のすべてが簡単にうまくいきます。一方、疑い深い現実主義者や悲観主義者には逆のことが起こります。最悪の予想が的中し、落としたバターパンは必ずバターを塗った面を下にして落ちるのです。人間の意識が、その人の運命を形成します。思考エネルギーの放射が、バリアントの空間から特定のシナリオを現実に具現化するのです。

つまり私たちは誰もが、自分自身で選んだものだけを受け取っています——それを意識的に選んだか、無意識に選んだかは別として。


03

同じ街にいても、別の世界を生きている

観光客とホームレスの例え

私たちの物質的な現実は、すべての人にとって一つです。それなのに、ある人々はまるで別の現実に生きているかのように見えます。

ブダペストの街にて

あなたは観光客として街を散策し、宮殿や大聖堂、噴水、花壇を眺めています。周りの人は皆あなたに微笑みかけ、街はフレンドリーで歓迎してくれているように見えます。そのすぐそばを、一人のホームレスが通り過ぎます。彼はあなたと同じ街にいますが、まるで世界の別の層にいるかのようです。彼は噴水や花を見ることはなく、ゴミ箱の中の空き瓶や、汚れた壁、厳しい警察官ばかりに気づきます。あなたは一つの人生ラインに生き、彼は別のライン、バリアントの空間の別のセクターに生きているのです。

人間は誰もが自分の人生ラインを歩んでいます。そして同時に、すべての人間が同じ一つの世界に住んでいます。物質的な世界は全員にとって一つですが、具体的な現実化は一人ひとり異なるのです。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン:バリアント・モデル』

この知識は、あらゆる領域で使えます。自分の思考放射のパラメータを、手に入れたいものに向けること——つまり、注意の焦点を「汚れや空き瓶」ではなく「宮殿や花」に向け続けるということです。

04

鏡の原則と、ラインの移行

世界は、あなたの態度を遅れて映し出す

人生の出来事は、私たちの行動によってのみ形成されるのではなく、私たちの思考の性質によっても形成されます。ここでトランサーフィンの重要な原則のひとつ「鏡の原則」に行き当たります——「世界は鏡のように、世界に対するあなたの態度を映し出す」。

世界と戦い、障害を克服し、状況と格闘することを目指せば、人生は複雑で不安なものになります。不信感を持って世界に接し、常に不満を表明していれば、現実はますます暗く敵対的になっていきます。しかし、リラックスし、微笑み、すべてに軽やかにポジティブに接するようになれば、世界もまた徐々に、その最も良い面をあなたに向け始めます。世界の鏡は遅れて反応しますが、喜びと調和を放射し続ければ、人生は日を追うごとに良くなっていくのです。

あなたの思考が均質(いつも通り)である限り、あなたは現在のラインに留まります。しかし、現実に対する態度を変えた途端——それが良い方向であれ悪い方向であれ——あなたは別のラインへ移動し、そこではすべてが別のシナリオで進みます。そしてこれは、無限に続くのです。

注釈:トランサーフィンでは「思考の放射」あるいは「放射」という言葉が度々出てきますが、ロシア語のニュアンスにおいてこれは、単なる「頭の中の独り言」ではありません。それは「あなたの思考、感情、そして全身の『状態』が一体となった、エネルギーの波長(波動)」のことです。だから、たとえ「お金持ちになりたい」と頭で思考していても、心が「今は貧しいし、苦しいんだよ」という感情や状態にあれば、世界という鏡は”強力な”エネルギーを持った「貧しくて苦しい状態」のほうを反射し、その現実をあらわしてしまうのです。

05

望む人生ラインを選ぶには

美術展で、別の部屋へ移るように

現在の人生ライン上で何かを変えることはできません。状況や自分自身といくらでも戦えますが、本当の変化を成し遂げることは決してできないのです。しかし、あなたはいつでも別のラインを選ぶことができます。これは美術展のようなもの——ある絵が気に入らなくても、それを取り除く権限はありません。その代わり、あなたはただ別の部屋に移動し、自分の心に響くものを見ればいいのです。

制限はないと受け入れる

どんな現実のバリアントもすでに存在しており、世界には何の制限もないという考えを受け入れる。あなたは望むものを何でも選べます。

自分に合うバリアントを決める

あなたの真の目標、使命、独自の道を見つける。あなたの人生を祝祭に変えるものを。

意図を設定する

「持つ」そして「行動する」という決意を獲得する。

足を動かし始める

選んだ目標に向かって具体的な行動を起こす。目標が遠く霧に包まれて見えるなら、サブ目標に分割する(トランスファー・チェーンを作る)。

※例えば、いきなり「大金持ちになる」「海外に移住する」といった壮大で遠い目標を思い描いても、現在の状況とあまりにかけ離れていると、内心「そんなの絶対に無理だ」と疑ってしまいます。無理に信じようとすると、それがプレッシャー(過剰ポテンシャル)になって自滅してしまいます。そこで、目標までの道のりを「理性が納得できるレベルの、小さな中継地点(サブ目標)」に分割し、その小さな鎖(リンク)を一つずつ繋いでいくことで、最終的な目的地へとスムーズに移行していくのです。遠い未来を心配して立ち止まるのではなく、「とりあえず、目の前の1歩(今できるサブ目標)に集中して行動する」ことで、不安や執着(重要性・過剰ポテンシャル)が発散され、外的意図が働きやすくなります。1つの鎖をクリアすると、次の鎖(新たなチャンスや道)が自然と見えてくるようになります。これがトランスファー・チェーンです。
成功の状態を放射する

自信、軽やかさ、喜びの状態を放射する。「私の人生は素晴らしい、そしてさらに良くなる」という設定を自分に与え、毎日5つのポジティブな変化を書き留める。

あなたは自分の「陽の当たる場所」や幸福のために戦う必要はありません。ただそれを選ぶだけでいい。バリアントの空間には、あなたが幸福で、豊かで、成功しているシナリオが、ずっと前から存在しているのですから。

トランサーフィンセンター

06

動画でたどる「人生ライン」

トランサーフィンセンターによる解説

自分自身の現実のバリアントを選ぶには?(コース「私は私の人生の創造主!」より)
2018.08.28 — タチアナ・サマリナ

トランサーフィンの最も複雑な概念のひとつである「バリアントの空間」と「人生ライン」を、サマリナ氏が分かりやすい言葉で解説します。「大きなスーパーマーケットですべてのバリアントが目の前に並んでいる。まず問うべきは『私は何が欲しいのか?』」という例えが印象的です。

本ページの内容の多くがこの動画に基づいています。世界の多バリアント・モデルと、自分の現実を選ぶ方法を学べる一本です。

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