用語集 — Glossary
依存関係
定義
「依存関係」とは、「もしあなたがこうするなら……私はこうする」という条件付けによって定義される関係のことです。愛が依存関係に変わるとき、必然的に二極化が生じ、バランスが崩れます。比較や対立もまた同じようにバランスを崩し、平衡力を呼び込みます。
無条件の愛とは、所有権(独占欲)を伴わない愛であり、崇拝を伴わない称賛です。そのような感情は、愛する者と愛の対象との間に依存関係を作り出しません。
「条件付きの愛」が現実を崩す仕組み
二極化と平衡力
依存関係の例を挙げましょう。「もし私を愛しているなら、すべてを捨てて地の果てまで一緒に行くはずだ」「もし私と結婚しないなら、私を愛していないということだ」「もしスコップを貸してくれないなら、砂場から追い出すぞ」——これらはすべて、「もしこうなら、ああする」という条件付けです。
愛がこのような依存関係に変わると、二極化が生じ、バランスが崩れます。バランスが崩れた場所には平衡力が働きはじめ、矛盾する主体を引き離すか、あるいは衝突させる方向に力が向かいます。そしてその二極化を創り出したのがあなた自身であるなら、力の作用はまず何よりも、あなた自身に向けられることになります。
つまり、バランスを元に戻そうとする力(平衡力)が働き、結果的に、二人が「完全に冷え切って別れる(引き離される)」か、「大ゲンカをして激しく傷つけ合う(衝突する)」という形で、強制終了させられてしまうのです。手っ取り早くバランスを戻すには、二人が離れるか、ぶつかって壊れるのが一番早いから、そうなるということです。
比較や対立もまた同じ仕組みを動かします。「私たちはこうだが、彼らは違う」という民族的な誇り。「あの人と比べて自分は劣っている」という劣等感。「あの人より自分は優れている」という優越感。対立があるところには必ず平衡力が働きはじめるのです。
つまり、平衡力が偏りを平らにしようとするため、優越感を持てば「鼻っ柱を折られるような失敗」をし、劣等感を抱けば「さらに自信を失うような現実」を引き起こし、集団で対立すれば「お互いがボロボロになるまで衝突させられる」という結果を招いてしまうのです。
フレイリング——依存を手放した関係の技術
与える側に回ったとき、何が起きるか
トランサーフィンにおいて、人と人との間に調和のとれた関係を創り出す技術は「フレイリング(フレイリング)」と呼ばれます。その核心は2つの原則に集約されます。
「関係の中で何を受け取りたいか」ではなく、「自分が何を与えられるか、何を分かち合えるか」に焦点を当ててください。まず自分自身に向き合い、「受け取ろうとする意図」を放棄した時、あなたは無私の心で分かち合ったまさにそのものを、お返しとして受け取ることになります。
他者を変えようとする試みは依存関係を生むだけです。あなたが変えられるのは、自分の「態度」だけ。ネガティブな習慣を手放し、自分の状態そのものを変える——すると鏡のように、相手の態度も変わっていきます。
あらゆる問題や達成は、個人的なものであれビジネスであれ、何らかの形で人々との関係の中で生まれるものです。
ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第3巻』
場面別——依存を手放す実践
恋愛・親子・ビジネス・日常の人間関係
パートナーに「〜すべきだ」と要求することは依存関係の入り口です。愛や関係を引き寄せたいなら、相手への行動からではなく、自分自身の「状態」から出発してください。明るく聡明で豊かな人と一緒にいたいなら、まず自分がそうなる。あなたの状態が鏡のように相手に映し出されるのですから。「本物の男は〜すべきだ」「本物の女は〜すべきだ」——そうした思考は本質的に破壊的です。充実した関係は、他の誰かからではなく、まず自分自身から始まります。
たとえ家族であっても、あなたが他の人を変えることは決してできません。子供に夢中になれるものを持ってほしいなら、まずあなた自身が夢中になれるものを見つける。健康的な生活を見せたいなら、自分がそれを生きる。そして最も重要なことは、子供たちに何も要求しないことです。尊敬されたいなら、まず自分から尊敬する。話を聞いてほしいなら、まずあなたが子供の話に耳を傾ける——相手が5歳でも成人でも同じです。親への古い恨みが重荷になっているなら、過去を手放すことが第一歩。感謝の手紙を書き、悪いことは大きな袋に詰めて解放してください。
交渉の場で自分の立場を押し付けようと急ぐより、まず相手の話を聞くことから始めてください。また、特に相手が不機嫌な時や対立がある時には「エネルギーの贈り物」というテクニックが効果的です。「内なる見張り役(平成版)/内なる観察者(令和版)」をオンにして、相手が心から望んでいる場所や状況を思い浮かべ、心の中で贈り物をする——エネルギーのレベルで相手の潜在意識に好意を生み出します。
誰もが行動の根底に「自己重要感」を持っています。この感情を傷つけないこと——批判、非難、陰口の習慣を手放してください。他人の欠点には目をつぶり、長所にのみ注意を向ける。「内なる見張り役(平成版)/内なる観察者(令和版)」がいれば、相手がなぜそう行動するのかの隠れた動機が見え、恨みや怒りが自然と薄れていきます。ゼランド氏はこう言っています——「自分の重要性を高めるゲームをやめて、他人の重要性を高めるゲームをしてください」と。
ネガティブな人は「鏡」である
避けられない相手との付き合い方
どうしても避けられないネガティブな人がいる——そんな時、サマリナ氏はこう語ります。その人たちは、理由もなくあなたの人生に現れたわけではない、と。あなたが出会うすべての人は、あなたの人生における「教師」なのです。ましてや感情的に刺激されるのであればなおさら。
その人の何があなたの感情を刺激しているのかを見てください。人々は私たちの鏡です。気に入らない部分があるとしたら、それはあなたの中の何かを映し出しているのかもしれません。そのように見た時、あなたはその人を「自分の感情や性質と向き合うのを助けてくれる導き手(メンター)」として見出せるようになります。
動画でたどる「依存関係」
トランサーフィン・センターによる解説
公開ウェビナー「タフティ・テクニックのQ&Aの夕べ」からの抜粋。「どうしても避けられない場合、ネガティブな人たちとどう付き合えばいいか?」という参加者の質問に、サマリナ氏が直接答えています。本ページ④の内容はこの動画に基づいています。
「人々は私たちの鏡であり、気に入らない相手はあなた自身の痛みのポイントを示してくれる教師である」という視点が語られます。