スライド

用語集 — Glossary

スライド

Слайд

定義

スライドとは、あなたの頭の中にある「現実の歪んだ絵(ビジョン)」のことです。自分自身や周囲の世界に対する私たちの認識は、往々にして真実からかけ離れています。その歪みをもたらしているのが、私たちの「スライド」なのです。

注釈:スライドとは、あなたの「頭の中のプロジェクター」にセットされているフィルム(思い込み)のことと言い換えることができます。私たちは世界をありのままに見ているつもりでも、実はこの「スライド」を通して現実を見ているのです。

ネガティブなスライドは、概して「魂と理性」の完全な一致を生み出すため、そのまま現実として具現化してしまいます。しかし逆に、意図的にポジティブなスライドを創り出せば、それはあなたの世界の層を驚くべき形で変容させる力を持っています。

注釈:人間は不安や恐怖に対しては、「ヤダ、なんか怖い(魂の恐怖)」と「そうなったらどうしよう。きっとそうなるに違いない(理性の疑い/確信)」がいとも簡単に一致して100%信じ込んで再生してしまうため、ネガティブなことばかりスイスイ現実化してしまうのです。ですから、この仕組みを逆手にとって、自分にとってハッピーなスライドを創り出せば、あなたの目の前に広がる現実は、驚くほどスムーズに素晴らしいものへと変わっていくのです。その力を持っています。
01

「プロジェクター」に差し込まれた歪んだ絵

最悪の予想が、なぜ的中するのか

例えば、あなたが自分の特定の欠点を気にしていて、「他人もそれを嫌い、認めてくれないだろう」と思い込み、劣等感を抱いているとします。すると、人々とコミュニケーションをとる際、あなたは自分の内なる「プロジェクター」にその劣等感のコンプレックスを描いたスライドを差し込み、すべてを歪んだ光を通して見るようになります。

このネガティブなスライドは、魂と理性が完全に一致した状態(=強い確信)を生み出しやすいため、そのまま現実化してしまいます。こうして、私たちの最悪の予想が的中してしまうのです。

しかし、ここに希望があります。ネガティブなスライドは、ポジティブなものに変換し、自分自身のために働かせることが可能です。意図的にポジティブなスライドを創り出せば、それはあなたの「世界の層」を驚くべき形で変容させていきます。


02

目的のスライド

目標がすでに達成されたかのような、想像上の絵

トランサーフィンの基本的なツールのひとつが「目的のスライド」です。これは、あなたの目標がすでに達成された、鮮やかで詳細な「絵」のこと。あなたはそれを想像の中に描き、そして必ず「自分自身」をその絵の中に置きます。

あなたの課題は、注意を「手に入れたいもの=望む結果の最終的なイメージ」へと切り替え、それを細部に至るまで「描き込む」ことです。このスライドを体系的に視覚化(ビジュアライゼーション)することで、「バリアントの空間」の該当するセクターが物質化へと導かれます。意識的に創り、定期的に取り組むポジティブな目的のスライドは、目標の実現を加速させるのです。


03

「意図」と「目的のスライド」はどう違うのか

混同されやすい2つを、具体例で見分ける

本質的に、「目的のスライド」とはあなたの「意図」の拡張版です。意図が結果の最終イメージを言葉にして5〜7文程度で簡潔に書き記すのに対し、目的のスライドでは、色鮮やかな思考のイメージで補強しながら、より詳細な一つの「物語」を作り上げます。意図が結果を「宣言」するのに対し、スライドは結果を「生きる」のです。同じ目標を例に、両者を並べてみましょう。

目標:家族と一緒に郊外の自分の家に住み、そこで創作活動をすること。

意図 — 5〜7文の最終イメージ
結果を「宣言」する

あたかも目標がすでに実現したかのような結果を、簡潔に言葉で書き記します。

「私は湖畔にある2階建ての郊外の家の所有者であり、そこで家族と暮らしています。自分の創作アトリエがあり、絵を描き、粘土で作品を作っています。人々に愛される傑作を生み出し、月に相応の収入を得ています。家族とよくピクニックをし、森を散歩し、湖で泳いで楽しく過ごしています。私の意図を実現してくれた宇宙に感謝します。そう、すでにそうなっているのです!」
目的のスライド — 詳細な物語
結果を「生きる」

その意図を、五感を伴う一人称の物語として、細部まで描き込みます。自分がその中にいることが必須です。

「私は郊外の自宅に入り、玄関で靴を脱ぎ、柔らかい絨毯の上を裸足で歩きます。広くて明るいダイニングのドアを開けると、木製のテーブルにはすでに家族が集まっています。新鮮なフルーツを食べながら語り合い、笑い合う。その後、2階の専用アトリエに上がります。大きなイーゼルとろくろが置かれ、油絵の具の匂いが漂う。壁には私の絵が掛かり、棚には粘土の水差しやカップが並ぶ。インスピレーションを与える音楽をかけ、筆を手に取り、仕事に取り掛かります……」

※例の中では言葉が並んでいますが、大切なのはそれらを視覚化して、その中で過ごす(味わう)ことです。

意図とスライドの運用上の違いについては「意図」のページでも詳しく扱っています。あわせてご覧ください。

04

目的のスライドの作り方

五感を駆使して、細部まで描き込む

上の例はほんの一部に過ぎません。あなたの目的のスライドは、はるかに詳細で広範なものになり得ます。

すべての細部を指定する
家にはいくつ部屋があるのか、どんな家具が置かれているのか、インテリアはどんな色が基調か……具体的に。
感覚と香りを忘れない
暖かく、心地よく、陽の光が差し込み、木の香りや室内の花の香りがして、音楽や子供たちの笑い声が聞こえてくる——五感のすべてを動員します。
まず書き、それから視覚化する
はじめは言葉で書き出し、その後で想像の中で視覚化していくとよいでしょう。
絵やコラージュにする
紙に絵の具で描いたり、雑誌から写真を切り抜いて、実現した目標の構成要素となるコラージュを作るのも素晴らしい方法です。

目的のスライドは、あなたが自分の夢に完全に没入し、確かな目的意識を持ってそれに取り組み、新しい内面的な状態を獲得し、「意図」の実現を加速させるための、強力な助けとなります。

注釈:大切なのは「頭の中でその映像を再生し、実際に自分がその中で生きているかのように過ごす」ことです。それは、言うなれば映画館の観客(第三者)としてスクリーンを眺めるのではなく、バーチャルリアリティの主人公(一人称)として、その世界にどっぷり入り込むことなのです。「自分が豪華なアトリエにいる姿」を外から見るのではなく、「自分の目でキャンバスを見つめ、絵の具の匂いを嗅ぎ、筆の感触を味わう」という感覚です。

05

ターゲット・スライドと、タフティのコマ照射メソッド

混同されやすい2つの技法の違い

ここで紹介したスライドを用いた技法は「ターゲット・スライド」と呼ばれていますが、タフティにも似たような技法があります。それを「ターゲット・フレーム(邦訳本では『コマ照射メソッド』)」といいます。

トランサーフィンの「ターゲット・スライド」と、タフティの「ターゲット・フレーム(コマ照射メソッド)」は、ゼランド氏に問い合わせがあるくらい、しばしば混同されることがあるようです。どちらも「望む現実を物質化する(設定する)」という目的こそ同じですが、その性質やアプローチには明確な違いがあります。

トランサーフィン
ターゲット・スライド ── 詳細な長編映画

目標がすでに達成された、カラフルで詳細な絵(映像)を描き、その絵の中に自分自身を置きます。5分、10分、あるいは15分〜30分という長い時間をかけて、その中で「バーチャルな散歩」を楽しむようなイメージです。

役割:1日を通して背景(バックグラウンド)として意図を保持し、目標の実現に向けた正しい状態やエネルギーを保ち続けるためのツールです。

タフティ
ターゲット・フレーム(コマ照射メソッド) ── 一瞬の短いコマ

未来の現実から切り取られた「短い断片(瞬間)」です。詳細なイラストではなく、まるで未来の映画を見ていて、特定の決定的な瞬間に「一時停止」を押したときの「1コマ」のようなものです。

実践時間と方法:「意図の三つ編み」を起動させ、気づきの中心点からそのフレームを照らし出します。時間は非常に短く、わずか30秒〜1分程度(長くても1分以内)だけ意識を集中させます。

役割:三つ編みを通じた短く強力なエネルギーのパルス(凝縮された純粋なエネルギー)によって、未来の現実を直接的に「設定する(ゼロから創り出す)」ための実践的なツールです。

どちらか、ではなく
併用することで効果が倍増する

著者であるゼランド氏は、「どちらがいいか?」ではなく、両方を組み合わせて使うことを強く推奨しています。スライドを用いて日常的にベースとなる意図と高い波動状態を保ちつつ、ここぞという時にタフティのフレームと三つ編みで強力な光線のようなパルスを放つ——そうすることで、意図の実現がさらに加速すると説明されています。


06

動画でたどる「スライド」

トランサーフィンセンターによる解説

トランサーフィンにおける目的のスライド
2024.02.28 — タチアナ・サマリナ

目的のスライドとは何か、そしてそれが「目標」や「意図」とどう違うのかを、サマリナ氏が解説します。郊外の家の具体例を用いて、意図(簡潔な宣言)と目的のスライド(詳細な物語)の違いが分かりやすく示されます。

本ページの内容の多くがこの動画に基づいています。スライドと意図の混同に心当たりのある方に、特におすすめの一本です。

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