二元鏡─世界の鏡─

用語集 — Glossary

二元鏡── 世界の鏡 ──

Дуальное зеркало ── Зеркало мира

tserf.ru + YouTube動画(2024) / タチアナ・サマリナ

定義

トランサーフィンでは、「この世界全体が、裏表のある『一枚の巨大な二元鏡(デュアル・ミラー)』のような構造になっている」ととらえています。

そしてヴァジム・ゼランドはこの鏡の構造について、「普通の鏡とは『本物』と『反射』の関係が完全に逆である」という、非常に重要な(そして難解な)種明かしをしています。
この鏡は、あなたが世界に対して抱く態度——思考のイメージ——をそのまま反映し、少し遅れて、現実として返してきます。タチアナ・サマリナはこれを「トランサーフィンの第一の鏡の原則」として、こう要約しています——「世界は鏡のように、世界に対するあなたの態度を反映します」

01

鏡のこちら側と、向こう側

世界の「鏡のモデル」

二元的な鏡とはどういうことでしょうか?
まず、鏡の向こう側(バリアント空間)と鏡のこちら側(私たちの物理的現実)がセットで一つだということです。
鏡の向こう側はバリアントの空間といい、あらゆる過去・現在・未来の「台本と舞台装置(ソースコード)」が無限に保管されている、巨大なアーカイブ空間(本物のデータ置き場)です。
鏡のこちら側は私たちが普段、物理的現実と認識している場所で、わたしたちの思考(エネルギー)がバリアント空間の特定のデータと一致したときに、そのデータが「反射(リフレクション)」として物質化し、投影されているだけの場所です。わたしたちが今見ているこの現実は、鏡の向こう側にあるデータ——わたしたちがこちら側で放射したエネルギーと一致したデータが映し出されただけの映像に過ぎないのです。

つまりこの鏡は、ただ姿を映す道具ではありません。「まだ形になっていない可能性の側」と「形になった現実の側」とを隔て、両者をつなぐ境界面——それが二元鏡です。あなたが鏡に向けて何を「送る」かによって、バリアントの空間のどの部分がこちら側に映し出されるかが変わっていきます。

NOTE ──「境界面」とはどういうことか

鏡が「境界面」であるとはどういうことでしょうか。

「境界面」といっても、目に見える表面や壁ではなく、「見えないモヤモヤしたエネルギーが、私たちが触れることのできる物質(現実)へとカチッと切り替わる『状態の変化ポイント(変換器)』」のことと言ってもいいでしょう。

例えば今、あなたはパソコンかスマホでこの画面を見ています。しかし、スマホやパソコンの内部に書類や絵や写真がリアルにあるわけではなく、それらはデータという形で存在しています。そしてパソコンやスマホの内部(奥)には、まだ形になっていない無限のデジタルデータ(可能性の空間)があります。そして画面の手前には、私たちが生きる物理的な現実があります。この2つの世界を隔てていると同時に、つないでいるのが「ディスプレイのガラス面(境界面)」です。「こういうものを見たい」「知りたい」という思考で画面に入力したり、アイコンに触れたりすると、ガラス面(境界面)の奥にある見えないデータ——そのままだとわけのわからないコード状のもの——が、ディスプレイ(境界面)を通って、手前に「探していた情報」や「観たかった画像」として映し出されるのです。

つまり、見えないデータ(可能性)が、私たちが触れる物質(現実)へと切り替わる「魔法のスクリーン(画面)」——それが、この世界の鏡、二元鏡なのです。

では、この謎めいた鏡をどう扱えばよいのでしょうか。人生の「鏡のこちら側」に、喜び、豊かさ、成功、目標の実現、新しい機会、インスピレーション、愛、幸福が映し出されるようにするには——。元記事と動画でサマリナ氏が示すのは、次の2つのアドバイスです。

NOTE ── 見出し語「二元鏡」について

原語は «Дуальное зеркало»(ドゥアーリノエ・ゼルカロ=二元的な鏡/デュアル・ミラー)。トランサーフィンセンターの公式サイトでは、本記事の元になった記事が「デュアル・ミラー」のセクションに収められており、ヴァジム・ゼランドの公式サイトでも「二元鏡の世界」といった言い方が見られます。本文中では «Зеркало мира»(世界の鏡)という呼び方も同じものを指して使われるため、当辞典では見出し語を「二元鏡(世界の鏡)」として併記しました。

「二元」とは、鏡の一枚が物質の世界とバリアントの空間という2つの側を同時に持つことを指しています。善悪の二元論のことではありません。

▲ 目次に戻る

02

普通の鏡との違いは、「遅れ」だけ

反射に見とれている限り、現実は変わらない

あなたの世界は、あなたが世界について考えていることです。世界は文字通り、あなたの思考の反映として振る舞います。

世界と普通の鏡の違いは、ただ一点。鏡が変化をすぐに反映するのに対し、世界は遅れて応答することだけです。
(クラウド(バリアント空間)から重いデータ(新しい現実)をダウンロードして、手前の画面(物理的現実)に表示させるまでの『ローディング(読み込み)時間』がかかっているパソコンやスマホの画面を想像してください。)

通常、世界を見るとき、人々は「反射(過去の放射によってバリアントの空間から物質化したもの = 過去に入力して表示された画面)」にすべての注意を固定してしまいます。そのために幻想——現実は先に自分が放射したものと一致したバリアントの空間の情報が物質化したものであると気が付かずに、“こちら側の現実単体”で存在しているという幻想——の力に支配されます。だから多くの人が、こちら側の現実に影響を与える方法は1つしかないように誤解するのです。それが、“物理的な努力を払うこと”です。

トランサーフィンが教えるのは、まったく逆のことです。反射から目をそらし、自分の思考のイメージに注意を向けること。

例えば、お金が少ないとします。あなたが思考の中で常にその事実を確認(放射)し続けるなら、世界の鏡はそれを実際にあなたに返します。お金はますます少なくなっていきます。
しかし、あなたが鏡から注意をそらし、意図的に思考の方向と自分の状態を変えることができればすぐに、物理的な現実も変わり始める——サマリナ氏はそう語ります。

NOTE ──「遅れ」は弱点ではなく、猶予でもある

「世界は遅れて応答する」——この一行は、二元鏡のいちばん見落とされやすい性質かもしれません。反射が返ってくるまでに時間差があるため、私たちは目の前の現実と自分の思考との因果に気づきにくく、「現実は勝手にこうなっている」という幻想が強化されます。

ただ、裏を返せばこの遅れは猶予でもあります。一瞬よぎった不安が即座に現実化するわけではなく、鏡が映すのは「常に考えていること」「繰り返し送り続けているイメージ」のほうです。元記事でも「常に考えているなら」という条件が繰り返し強調されています。一度ネガティブが浮かんだからといって慌てる必要はなく、その後どんなイメージを送り直すかのほうが効いてくる、ということです。

▲ 目次に戻る

03

アドバイス 1 ── 鏡に「送る」イメージを見張る

鏡は、望みと恐怖を区別しない

アドバイス 1
鏡に「送る」イメージを見張る

世界の鏡には、あなたの欲望や目標だけでなく、あなたが過度に大きな重要性を与えている「望まないこと」、恐怖、さまざまな種類の厄介事も反映され、徐々に実現されていきます。

鏡にとっては、肯定的なイメージを映そうが否定的なイメージを映そうが関係ありません。鏡はただ、あなたがそこに送るすべてのものに素直に同意し、あなたの思考を映し出すだけです。

世界はまるで、常にあなたに謎かけをしているかのようです。

「私がどんなものか当ててみて? 親切で、幸福と光に満ちている? それとも邪悪で、暗く、不公平?」

そして、あなたの答えに応じて、世界はあなた個人にとってそのようなものになります。世界を敵対的だと考えていますか?——あなたの前には、ますます多くの悪意を持つ人々が現れるでしょう。世界は温かくて優しいと確信していますか?——世界はあなたに、最も心地よいサプライズを用意します。このようにして、あなたは思考のイメージによって「自分の世界の層」を形成していきます。

だからこそ、送るイメージに対する内なる見張り役(観察者)が要るのです。もしあなたが
「今、みんなリストラされているけど、もし私も解雇されたらどうしよう?」とか
「病気になりたくない、ウイルスに感染しないようにしないと!」
と常に考えているなら、あなたは解雇や風邪をひく確率を大幅に高めている——元記事はそう警告しています。「〜したくない」という形をとっていても、鏡に送られているのは「解雇」「病気」のイメージそのものだからです。

▲ 目次に戻る

04

アドバイス 2 ──「世界の鏡」で遊ぶ

態度によって、分岐の行き先を決める

アドバイス 2
「世界の鏡」で遊ぶ

あなたの態度によって、あなたは自分の現実を形成します。それならばいっそ、この「世界の鏡」で遊んでみましょう。例えば、次のような設定を持ってみてください——
「私の世界は私の世話をしてくれる」

どんなに些細な困難に直面しても、この公式を自分に言い聞かせます。何が起ころうとも、良いことでも悪いことでも、とにかく言い聞かせるのです。

「私の世界は私の世話をしてくれる」

——サマリナ氏が勧める、鏡と遊ぶための「設定」

もし何かが最善の形で運んでいるなら、世界が本当にあなたの世話をしてくれていることを、自分に確認させるのを忘れないでください。あらゆる些細なことの中に、その確認を見つけていきます。
悔しい状況に直面したときでも、やはり「すべては本来あるべきように進んでいる」と言い聞かせるのです。あなたの世界は、あなたをどう世話すればよいかを、あなたよりもよく知っているのですから。
それは、ポジティブシンキング(自己暗示)ではありません。なぜなら「世界は私を不当に扱う」と思考(放射)しようが、「世界は私を世話してくれる」と思考(放射)しようが、鏡の応えはただひとつ。「はい。その通りです。仰せのままに」。どちらを選択しますか?というだけなのです。

この「遊び」の理屈を、ゼランド氏は書籍の中でこう説明しています。

反射がどんなに暗く見えても、あなたがそれをネガティブなものとして扱えば、それはさらに悪化します。まったく同じように、あなたが自分の意志でそれをポジティブだと宣言すれば、ネガティブはポジティブに変わります。いかなる状況や出来事も、あなたにとって望ましくないポテンシャルと有用なポテンシャルの両方を内包しています。この分岐点であなたの態度を表現することによって、あなたはその後の出来事の進行が、幸運な方向へ行くか行かないかを決定します。

ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第5巻(邦訳本は第4巻)リンゴは空へと落下する』
NOTE ── これは「無理やりポジティブ」とは違う

「悪いことが起きても『すべて順調』と言い聞かせる」と聞くと、現実から目を背ける精神論のように感じるかもしれません。けれどゼランド氏の引用が示しているのは、少し違う構図です。どんな出来事も、望ましくないポテンシャルと有用なポテンシャルの両方を最初から内包している——つまり出来事そのものはまだ「分岐点」であって、どちらの枝に進むかを決めるのが、その場でのあなたの態度だ、という話です。事実を否認するのではなく、まだ決まっていない続きの向きを選ぶ。だから「遊ぶ」という軽い言葉が使われているのだと読めます。

なお、この「私の世界は私の世話をしてくれる」のような設定を、鏡の「下地」に塗り込むイメージで日々使っていく技法が、トランサーフィンでいう「アマルガム」です。二元鏡とアマルガムはセットで理解すると立体的になります。

▲ 目次に戻る

05

動画でたどる「二元鏡」

トランサーフィンセンターによる解説

本ページの内容は、トランサーフィンセンターの記事と、それをもとにした解説動画(2024年10月28日公開)に基づいています。動画では、二元鏡のモデルと2つのアドバイスが1本にまとめて語られています。

リアリティ・トランサーフィンにおける世界の鏡(ロシア語)
2024.10.28 ── タチアナ・サマリナ
再生できない場合は YouTubeで視聴 →
▲ 目次に戻る

あなたが世界を愛すれば、
世界もあなたへの愛を反映する。

鏡は、こちらが送ったものしか返せません。
しかし、鏡に何を送るかは選ぶことができるのです。

Crossover Dimension : HEH

出典:トランサーフィンセンター公式サイト「Зеркало мира в Трансерфинге реальности」および同センター公式YouTube動画(2024年10月28日公開)より翻訳・再構成。
引用書籍:ヴァジム・ゼランド『リアリティ・トランサーフィン 第5巻(邦訳本は第4巻)リンゴは空へと落下する』
動画末尾のコメント欄・ウェブサイトへの誘導部分は、当サイトの方針により割愛しています。
本ページは非営利・無償の資料アーカイブです。

Donation

灯を、絶やさないために。

OFUSEで応援を送る