Q&Aライブラリ
学ぶことが、若い頃より難しい
── タフティのテクニックで、知識の習得は楽になりますか?
トランサーフィンセンターの読者Q&Aは、ふだんタチアナ・サマリナ氏が答えています。
けれども今回は、ヴァジム・ゼランドが過去に配信したニュースレター(メルマガ)から、トランサーフィンセンターが紹介したものです。
人はいくつになっても、新しいことを学び続けます。
たとえ学校を卒業し、試験から解放されることになっても、「新しい知識を習得することが不要になる」ことはないのかもしれません。
今回の質問は、「結果」ではなく、そのプロセスにおける「自分自身の能力や資質」そのものについて。
ヴァジム・ゼランドの回答は短いです。いつものことです。
必要なことしか、言わないのです。
「タフティのテクニックを使って、新しい知識の習得を楽にすることはできますか?
いま2つ目の学位を取るために学んでいるのですが、若い頃に比べて、学ぶことがずっと難しくなったと感じています。
学位を取得するコマを活性化できる、ということは理解しています。
けれども、知識を得て、それを定着させるプロセスそのものを改善する(楽にする)ためには、どのようにテクニックを使えばよいのでしょうか?」
ロシアには「第二の高等教育」という言い方があり、すでに大学等を出たあと、別の専門分野を学ぶために再び大学などで学ぶことは、キャリア形成の選択肢のひとつとなっています。
「若い頃より学ぶのが大変」という今回の質問も、そんな“大人の学び直し”の文脈です。
ヴァジム・ゼランド氏の回答 ── ニュースレターより
まさにそのとおりに、意図の三つ編みとともに意図を放射してください。次のような思考フォームを使って——
「私には強力な知性、優れた記憶力、拡張された意識がある。
訳注:「拡張された意識」の原語は сознание(意識)。осознание/осознанность(気づき・自覚)とは別の語であるため、当サイトでは訳し分けています。
すべてを明晰に見、明晰に理解し、明晰に考え、明晰に述べる。
私は天才だ。何でもたちどころに掴み、何でも楽々と身につける。
どんな課題も、いとも軽やかに解く。すべては、私の意のままである。」
どのような自分を設定するかによって、そのような自分を得ることになります。
現実を設定するときと、まったく同じです。
要はこういうことです。
何か新しい能力や資質を、定期的に(繰り返し)、継続して自分に設定していれば、──
あなたは、設定したとおりの能力と資質を備えている「あなた自身が実際に存在している」フィルム(人生ライン)へと移動していく、ということです。
(※原文は регулярно, систематически。直訳すれば「定期的に、体系的に」ですが、ここでの систематически は、複数の技法を体系化するという意味ではなく、「気まぐれにではなく、継続的・習慣的に行う」というニュアンスです。)
設定できるのは、外側の現実だけではありません。質問者はすでに、「学位を取得するコマを活性化する」ことは理解していました。
つまり、望む結果を設定することは分かっていたのです。
それに対してゼランドが示したのは、もう一段こちら側です。
その結果を得ている自分は、どんな自分なのか。
知性、記憶力、理解力、思考力──
望む結果だけでなく、その結果を得る自分が備えている能力や資質も、設定の対象になるということでした。
「学位を取得した自分」を設定するだけではなく、
「その結果を得られる自分(その結果を得るための能力や資質を備えた自分)」そのものを設定する。
そして、それを一度きりで終わらせるのではなく、繰り返し、継続して行うよう述べられています。
もう一点、この回答では、思考フォームだけが単独で示されているわけではありません。
ゼランド氏が述べているのは、「意図の三つ編みとともに意図を放射し、思考フォームを使う」ということです。
ただ言葉を繰り返すことが中心なのではなく、三つ編みを使って設定する。そのときに、この思考フォームを用いる。
ここは、順序を取り違えないほうがよさそうです。
そして回答は、これで終わりです。
ヴァジム・ゼランドはもともと、必要なことしか言いませんが、今回も、驚くほど短いままです。
設定できるのは、現実だけではない。
