現実を「選ぶ」から「設定する」へ──2018年、タフティで何が変わったのか

タフティ

現実を「選ぶ」から「設定する」へ
──2018年、タフティで何が変わったのか

Как задавать реальность
при помощи техник Тафти?

2018.04 トランサーフィンセンター公式記事より / 動画:タチアナ・サマリナ

今回取り上げるのは、トランサーフィンセンターの記事、『Как задавать реальность при помощи техник Тафти?──タフティのテクニックで、現実を設定するには?』です。

この記事で扱われているのは、タフティの中でも中心的なテーマのひとつ、
「現実を設定する(задавать реальность)」とは、どういうことなのか。

一見すると、「トランサーフィンでは現実を選び、タフティでは現実を設定する」という違いと、意図の三つ編みの使い方を説明した実践記事です。
しかし、この記事が最初に掲載された2018年から8年以上が経ち、その後『タフティ・ザ・プリーステス2』、そして『セルフ・トランサーフィン』が出た後の場所から改めてこの記事を読み直すと、それだけではないことに気が付きます。

そこで今回は、「選ぶ」と「設定する」の違いを確認するだけでなく、2018年というタフティ登場期に、何が新しいものとして提示されていたのかまで含めて、この一本を紐解いていきます。

「現実を設定する」とは、どういうことなのか

時(時代の潮流・時の流れ)は前へと飛ぶように進み、私たちの目の前で急速に変化しています。それとともに、周囲の現実も変わり続けています
古いツールがもはや機能しない、あるいは以前ほど効果的ではない——そんな過渡期が、いま到来しています。

多くの人が足場を失い、次にどこへ進むべきか分からなくなっています。
古いドグマ(教義)や、自分自身や世界に対する固定観念が、日ごとにその妥当性を失っていっているのです。
この新しい時代に、ヴァジム・ゼランドが差し出した新しい知識——それが「タフティのテクニック」です。

編集ノート

「時は前へと飛ぶように進み、私たちの目の前で急速に変化しています。」
記事はこんな一文から始まります。

2006年の設立以来、トランサーフィンセンターには2000を超える膨大なコンテンツが蓄積されています。
コンテンツはカテゴリ別に分類されていますが、その中のひとつ「タフティのテクニック」をいちばん古いところまで遡ると、ここで紹介している『タフティのテクニックで、現実を設定するには?』が、現行一覧では最初の記事として残っています。
トランサーフィンセンターが、タフティという新しい体系を読者へ向けて展開し始めた、ごく初期の入口に置かれた記事です。そして、その記事が何から始まっているのか。

三つ編みの使い方をマスターしましょう、ではありません(記事の後ろの方に出てきますが冒頭ではありません)。
「願望を叶えましょう」でもありません。

冒頭に出てくるのは、「移行期(переходный период)」という言葉です。
さらに、そのすぐあとには、「新しい時代(новое время)」とあります。

これは、注目すべきところでしょう。
後年(2020年12月以降)、ヴァジム・ゼランドおよびトランサーフィンセンターの発信では、

「新しい時代」
「新しい現実」
「新しい現実への移行」

という言葉が、次第に大きなテーマとして前面に出てくるからです。

もちろん、2018年の時点ですでに、後年の『セルフ・トランサーフィン』までの構想が完成していた、と言うことはできません。
しかし、影も形もなかったわけではありません。
むしろ、タフティを紹介する最初期の記事の冒頭に、すでにその芽が出ていた。それは注目に値するのではないでしょうか。

では、2018年のトランサーフィンセンターは、タフティをどんな「時代」の技法として紹介していたのでしょうか。

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トランサーフィンとタフティ、根本的な違い

2017年の刊行以来、世界的なベストセラーとなっているヴァジム・ゼランドの著書『タフティ・ザ・プリーステス』。
そこで語られるタフティのテクニックと、2004年に出版されたリアリティ・トランサーフィンとの間には、現実をどう扱うかという点に、根本的な違いがあります。

トランサーフィンでは、私たちは「バリアントの空間」から、自分にとって新しい現実を選び、それを管理する方法を学びます。
すでに無限に存在しているシナリオの中から、自分に合うものを選び取る、という考え方です。

一方、タフティでは、ただ「選ぶ」だけではなく、自分の未来のコマを設定することができると言っています。
原文では、かなり大胆に「ゼロから創り出す(создавать с нуля)」とまで表現されています。

では、「選ぶ」と「設定する」は、具体的に何が違うのでしょうか?

ここでいう「設定する」は、何もないところから世界そのものを創り出す、という意味ではありません。
タフティ自身の言葉を借りれば、「(未来の)コマがどの方向へ進み、どのフィルムに沿って進むのかを決めること」です。

つまり、トランサーフィンとタフティの違いは、現実の可能性が存在する仕組みそのものというより、その未来に対して、こちらからどう働きかけるかなのです。

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PART 1「設定する」とは、次のコマの方向を決めること

設定するとは、フレームがどの方向へ、どの映画のフィルムに沿って動くかを決定することである。

ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』

トランサーフィンセンターの記事では、ここで「設定する(задавать)」という語が強調されています。

ニュアンス解説:邦訳本ではこう訳されている

邦訳本『タフティ・ザ・プリーステス~世界が変わる現実創造のメソッド~』では、この箇所は「現実を構築するということは、コマがどのような方向性で進むか、どの映画を流すかを決めるということです」と訳されています。

そのため、邦訳本だけを読んでいると、「選ぶ」と「設定する」という対比は少し見えにくいかもしれません。ここでいう「設定する」は、現実を一から少しずつ“建設する”というより、次のコマが進む方向、どの映画へ移るのかをこちらから指定することです。

タフティのテクニックを使うことで、私たちは自分の裁量で、人生という映画のフィルムに「次のコマ」を設定していきます。

ここで「映画」「フィルム」「コマ」という言葉が繰り返し出てくるのは、単なる説明上のたとえではありません。
ロシア語版『タフティ・ザ・プリーステス』には、そもそも「映画の中を生身で歩く(Гуляние живьём в кинокартине)」という副題がつけられています(邦訳本は、「世界が変わる現実創造のメソッド」)。

タフティでは、私たちが生きている現実そのものを「映画」として捉えます。
その映画の、現在のコマと戦うのではなく、これから来るコマの方向を前もって設定する——それが、ここでいう「現実を設定する」ことなのです。

秘密は「前もって(未来へ向けて)」設定すること

では、現実を「設定する」とき、私たちはどこに働きかけるのでしょうか。
タフティの答えは、かなりはっきりしています。
いま目の前にある現実ではありません。これからやってくる「次のコマ」です。
トランサーフィンセンターの記事では、その重要なポイントをこう説明しています。

現在の現実と戦うのではなく、まさに前もって現実を設定しなければならない。

ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』

すでに起きたことは変えられません。
そして、いま目の前で起きていることも、タフティの映画モデルでは、すでに上映されている「現在のコマ」です。

だから、そのコマを見ながら、
「こんな現実は嫌だ」
「なんとか変えなければ」
「どうしてこうなったんだ」
と格闘しても、働きかけている場所が違うのです。

タフティが注意(邦訳本では意識)を向けろと言っているのは、その先です。
現在のコマから注意を離し、これからやってくるコマへ向ける。
そして、「次は、こちらへ進む」と設定するのです。

ニュアンス解説:ロシア語原文より

この記事や実践の場で使われる「ターゲット・フレーム」という言葉ですが、原文のロシア語では「целевой кадр(ツェレヴォイ・カドル)」と表現されています。この言葉が持つニュアンスを知ると、なぜ邦訳本で「ゴールのコマ」と訳されたのか、そしてタフティが何を伝えたいのかが、非常によく分かります。

целевой(ツェレヴォイ)=目的の、ターゲットの、ゴールの
кадр(カドル)=(映画や写真の)コマ、フレーム、シーン、ショット

ロシア語の「кадр(カドル)」は、日常的に「映画のフィルムの1コマ」や「写真の1枚」を指す言葉として、非常に馴染みのある単語です。だからこそ「人生という映画のフィルムに、望むコマを設定する」というタフティの世界観が、ロシア語話者にはすっと伝わるのです。

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タフティの知識の真髄(ロシア語)
タチアナ・サマリナ ── 2018年12月26日

「現実を設定するのか、それとも選ぶのか?」──新しい時代のテクニックとトランサーフィンの違いを、サマリナ氏が解説します。単に選ぶだけでなく、自分の現実を「設定する」とはどういうことか。次の PART 2 の核心が語られる動画です。

動画はロシア語です。再生できない場合は YouTubeで視聴 →

PART 2「選ぶ」と「設定する」で変わる、もうひとつのこと

ここまで見てきたのは、「選ぶ」と「設定する」という現実への働きかけ方の違いでした。
ところが、この記事に添えられた動画でタチアナ・サマリナが語っているのは、それだけではありません。

「選ぶ」のか、「設定する」のか。
その違いによって、現実に向き合う自分自身の“立ち位置”も変わるというのです。

トランサーフィン
現実を「選ぶ」

自分の現実を「選ぶ」とき、私たちはあらゆるバリアントに波長を合わせ、提示された現実の選択肢の中から自分のものを選びます。
選択肢があり、落ち着いて自由に選べる。それ自体は素晴らしいことです。
ただ、サマリナ氏によれば、「選ぶ」というポジションには、ときとして、
「これは本当に私のバリアントだろうか?」
「私は正しい方向へ進んでいるのだろうか?」
という疑念が入り込む余地があります。
彼女はこれを、比較的「受け身で静かなポジション」と表現しています。

タフティ
現実を「設定する」

一方、「設定する」ときには、立ち位置そのものが変わります。
サマリナ氏が強調するのは、私が自分の現実の決定者(創造者)であり、自分の人生の作者であるというポジションです。
目の前には真っ白な紙がある。そして、自分が望む現実をそこに設定していく。
「なぜ、まさにその現実なのか?」
そう問われたなら、答えは、「私がそう決めたから」です。

ここで強調されているのは、単に「選択肢が増えた」ということではありません。
現実を前にして選ばされる側ではなく、自分の次のコマについて「私はこうする」と決定する側に立つ。
サマリナ氏が「選ぶ」と「設定する」の違いとして語っているのは、そんな主体のポジションの違いでもあります。

私は皆さんに、自分の現実を設定し、自分の裁量とルールでそれを形成する方法を学ぶことを、強くお勧めします。

タチアナ・サマリナ

タフティは私たちにこう教えています。

「なぜそうなるのかって? 私がそう決めたからよ!」

大きな現実を望まなければならない、ということではありません。
小さくても大きくても、それが本当に自分の望むものならいいのです。
ただ、望む前から、「私にはこの辺が妥当かな」と枠のほうを先に設定してしまわない。
タフティがこちらに渡してくる「設定」という言葉は、その意味でもなかなか挑発的です。

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PART 3では、どうやって「設定する」のか?──意図の三つ編み

ここまでの話は、いわば「設定する」とは何かという基本原理でした。
では、その設定を実際に行うにはどうするのか。
この記事で紹介しているのが、タフティの代表的なテクニックである「意図の三つ編み」です。
トランサーフィンセンターではこれを、現実を設定するための「最も強力なテクニック」と紹介しています。

そして実践者からは、この三つ編みとは何なのか、どんな見た目なのか、どう扱えばいいのか——何百もの質問が寄せられているといいます。

意図の三つ編みとは、普通の三つ編みに似たエネルギーの束(編み目)である。それは目には見えないが、幻肢(ファントム)のように感じることができる……。背骨に対して斜めに突き出ていて、場所は肩甲骨の間だが、背中のすぐそばではなく、少し離れたところにある。

ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』

三つ編みを感じるための2つの方法

この三つ編みを感じることに、困難を覚える人もいます。より早く感じられるようになる、2つの方法があります。

方法 その1

少し前かがみになり、息を吐きながら急に体を真っ直ぐに伸ばし、同時に両腕の肘を肩の高さまで曲げます。
そして、肩甲骨の高さにある「背中の後ろの感覚」に耳を澄ませてください。

方法 その2

息を吸い込み、後頭部から肩甲骨にかけて、背中の後ろに垂直に垂れ下がる「矢印」をイメージします。
次に息を吐きながら、その矢印が背中に対して斜めに立ち上がったとイメージしてください。この感覚を意図的に誘発し、息を吐くときに三つ編みが持ち上がるのを感じます。
何も感じない場合は、ひとまず自分でその“つもり”になって、その感覚を想像してみてください。
そうすれば徐々に、あなたの三つ編みは起動するようになります。

三つ編みは人それぞれ個別に現れるため、感覚は異なる場合があります。
重要なのは、これらの感覚が「肩甲骨の後ろ」にあるということ。
それを追跡(観察)してください。
時間が経てば、それは習慣になります。なお、三つ編みをイメージしたり視覚化したりする必要は全くありません。注意のフォーカスは、まさに「感覚」そのものに移す方が良いのです。

編集ノート:感覚は、人によって違う

「感覚」といっても、全員が同じように感じるわけではありません。
人によっては、肩甲骨の後ろに温かさ、ピリピリした感じ、鳥肌のような感覚、何かがある・動くような感じとして現れることもあります。
一方で、最初はほとんど何も感じない人もいます。

トランサーフィンセンターにはたくさんの三つ編みに関する質問が寄せられますが、三つ編みの感覚は人それぞれであり、「何も感じない」こと自体は問題ではないと説明されています。
また、ヴァジム・ゼランド自身も、のちに公式サイトでこう述べています。

一人ひとりの経験はそれぞれ異なり、個人的なものです。私たちは皆、それぞれ違います。そのような経験に深く感銘を受ける人もいれば、そうでない人もいます。もしあなたの経験が何らかの点で異なっていても、それは問題ありません。あなたは自分の経験から実践的な利益を得るよう努めるべきであり、他人の経験と比較するべきではありません。私自身も、私自身の経験を持っています。読者の皆さんが描写するような感覚をすべて経験するわけではありません。

ヴァジム・ゼランド公式サイト『タフティによる新しいテクニック』(2024年4月13日)

ですから、「この感覚で合っているのかな?」「他の人と違うから間違っている?」と、特定の“正解の感覚”を探す必要はありません。
まずは肩甲骨の後ろに注意を向けて、自分に現れる感覚を観察してみてください。
感じ方を他人の体験に合わせるのではなく、自分の感覚を拾うことの方が大切です。

三つ編みを使ったワークの手順

目を覚まし、自分の注意を「気づきの中心点」に移す。自分自身と周囲の現実を、同時に見ます。
三つ編みを感じ、それが背中に対して斜めに持ち上がるように起動する。
注意を三つ編みに保ちながら、未来の望むフレーム(映画のコマ)を視覚化し、頭の中でそれを照らし出し、新しい現実を設定する。
編集ノート:よくある誤解について

よくある誤解として、望む未来の「ターゲット・フレーム」を、三つ編みのある背中側にイメージするというものがあります。
しかし、未来のコマを背後に置くわけではありません。背中側で捉えるのは、三つ編みの感覚です。

「では、背中にも注意を向けながら、未来のコマも思い描くの? 注意を二ヶ所に向けるなんて難しくない?」
と思うかもしれません。

そこで先に必要になるのが、手順①の「気づきの中心点」です。
普段の私たちの注意は、懐中電灯のように内側か外側のどこか一点へ向かい、その対象に没入しがちです。
気づきの中心点に入るとは、その一方向の注意から一歩引き、「自分を見て、現実を見る」——自分と周囲を同時に捉えられる状態へ移ることです。
いわば、懐中電灯のような注意から、周囲を同時に捉えるレーダーのような注意へ。
その状態で、三つ編みの感覚を保ちながら、頭の中の内部スクリーンに望む未来のコマを設定します。

後ろにゴールの映像を置くのではありません。
後ろでは三つ編みを感じ、気づきの中心点から未来のコマを設定する。

だから「目を覚まし、気づきの中心点に入る」は、単なる準備体操ではなく、三つ編みを使うための注意のモードそのものを切り替える工程なのです。

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実践者たちの体験談

三つ編みを使ったワークについて、実践者から寄せられた声をいくつか紹介します。

三つ編みを起動した後、クライアントから翻訳の注文が殺到し、選ばなければならないほどです。起動した翌日には支払いが振り込まれます。専門的なトレーニングの新しい機会が開かれ、ビジネスを推進し顧客を見つけるための新しいアイデアが頭に浮かんできます。
その場の願望が叶います。今日、突然子供を医者の診察に予約できたのですが、なんと受付の方から電話がかかってきたのです(定期検診の予約が3週間も取れずにいたのに)。しかも驚くべきことに、それは「三つ編みの起動」から40分後でした。偶然でしょうか? 私はそうは思いません。
実は1週間前、私は三つ編みを感じられませんでしたし、今でもはっきり感じているとは言えません。現実を設定する時、目を覚まし、背中に注意を向け、頭の中である種の先端を突き出していました。1週間設定して何も起こりませんでしたが、その後、まるでせき止められていたものが決壊したかのように、私のフレームが現実へと移行し始めました。

※体験談は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。トランサーフィンセンターに寄せられた声の翻訳です。

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HEH編集部|結び

結び──2018年の記事を、いま読み直す

この記事を最初に読んだとき、私が注目していたのは、ほとんど「選ぶ」と「設定する」の違いでした。

リアリティ・トランサーフィンでは、バリアントの空間から現実を「選ぶ」。
タフティでは、これからやってくるコマを「設定する」。

その違いを説明した記事。もちろん、それだけでも十分に重要です。
しかし、トランサーフィンセンターの発信を年代順に追い、タフティそのものを読み直してから、改めてこの記事へ戻ってくると、以前は見えていなかったものがいくつもありました。

まず、この記事は三つ編みから始まっていません。冒頭にあるのは、
「時は前へと飛ぶように進んでいる」
「周囲の現実も変化している」
「移行期が来ている」
「古いツールは、以前ほど有効ではなくなっている」
「新しい時代」
という言葉です。
そして、その「新しい時代」に何を提案するのか、という問いの先に置かれていたのが、タフティでした。

2018年。
日本では平成30年。翌年に平成が終わり、令和になる前年です。
まだ新型コロナによって世界中の日常が止まることも、2022年にロシアによるウクライナ全面侵攻が始まることも、私たちは知りませんでした。
もちろん、それらの出来事とこの記事を結びつけて、「未来を予言していた」と言いたいわけではありません。

ただ、後年になってゼランド氏やトランサーフィンセンターが繰り返し語るようになる「新しい時代」「新しい現実」「移行」というテーマが、何もないところから突然現れたものでもなかったことが、この記事から窺い知ることができます。
その語彙と問題意識は、タフティが登場したかなり早い段階ですでに見えていた。
しかも、この記事が最初に公開された同じ年の2018年2月には、タフティの物語版ともいえる『イトファト・ザ・プリーステス(Жрица Итфат)』も刊行されています。
そう考えると、この時期は単に「タフティという新しいテクニックが追加された時期」と見るだけでは、少し足りないのかもしれません。

この記事は、「トランサーフィンからタフティへ、何が変わったのか」を理解するための橋渡し記事であると同時に、実践者の立ち位置と「新しい時代」という背景まで含めて読み解く記事になっているのです。

※なお、本記事は以前、2026年6月14日に「現実は“設定”する?それとも“選ぶ”?タフティが語ること」という記事として公開したものです。その後、一次資料や後年の発信を読み直す中で見えてきたことが増え、内容を大幅に加筆・再構成したため、全面改訂のうえ新記事として掲載しました。

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「なぜ、この現実なの?」
──私がそう決めたから──

Crossover Dimension : HEH

出典:ヴァジム・ゼランドの著書、および トランサーフィンセンター公式サイト の記事「Как задавать реальность при помощи техник Тафти?」(2018年4月)、および同記事掲載の動画 「タフティの知識の真髄」(タチアナ・サマリナ/2018年12月26日)より翻訳・要約。
編集ノート内の引用は ヴァジム・ゼランド公式サイト『タフティによる新しいテクニック』(2024年4月13日)より。
有料講座・プログラムの告知および申込に関する部分は、当サイトの方針により割愛しています。
本ページは非営利・無償の資料アーカイブです。

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この記事を書いた人

トランサーフィン/タフティのロシア語一次ソースを辿り、誰でも原典へ還れる知のインフラ〈Heh〉をつくっています。
源泉と日本語のあいだに立ち、消費されて終わる「知」ではなく、知から、命(ち)へ。
その道の先で、原典と人生が交差することを願っています。
noteではこのサイトのBackstage的なものを発信しています。→https://note.com/hip_raven7504

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