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現実は“設定”する?
それとも“選ぶ”?
タフティが語ること
時は前へと飛ぶように過ぎ去り、私たちの目の前で急速に変化しています。それとともに、周囲の現実も変わり続けている。古いツールがもはや機能しない、あるいは以前ほど効果的ではない——そんな過渡期が、いま到来しています。
多くの人が足場を失い、次にどこへ進むべきか分からなくなっている。古い教義や、自分自身や世界に対する固定観念が、日ごとにその妥当性を失っていく。この新しい時代に、ヴァジム・ゼランドが差し出した新しい知識——それが「タフティのテクニック」です。
トランサーフィンとタフティ、根本的な違い
すでにベストセラーとなっているヴァジム・ゼランドの著書『タフティ・ザ・プリーステス』。そこで語られるタフティのテクニックと、リアリティ・トランサーフィンとの間には、根本的な違いがあります。
トランサーフィンでは、私たちは「バリアントの空間」から、自分にとって新しい現実を選び、それを管理する方法を学びます。すでに無限に存在しているシナリオの中から、自分に合うものを選び取る、という考え方です。
一方、タフティのテクニックを使えば、私たちはゼロから創り出すこと——つまり、自分にとって全く任意の(どんな)現実でも「設定する」ことができる、とされます。これがこの記事のテーマであり、タイトルにもなっている「設定するのか、選ぶのか」という問いの出発点です。
「バリアントの空間」とは、起こり得るすべての可能性が、すでに無限のバリエーションとして収められている情報のフィールドのこと。詳しくは 用語辞典「バリアントの空間」 をご覧ください。
PART 1「現実を設定する」とは、どういうことか
設定するとは、フレームがどの方向へ、どの映画のフィルムに沿って動くかを決定することである。
ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』
タフティのテクニックを使うことで、私たちは自分の裁量で、人生という映画のフィルムに「次のフレーム」を創り出すことができます。望むターゲット・フレームを設定することで、自分の目標の実現を後押ししてくれる、別の新しいシナリオへと移行するのです。
秘密は「前もって(未来へ向けて)」設定すること
主な秘密は、現実は「前もって」しか設定できない、という点に隠されています。現在の現実を変えようとするのではありません。なぜならタフティが言うように、「現在の瞬間」というものは本質的に存在せず、あまりにも早く過去へと変わってしまうからです。
私たちは、すでに起きたことや、今まさに起きていることを変えることはできません。その代わり、未来の出来事に大きな影響を与えることは、私たちの力の及ぶところです。ただ、自分の注意を「現在のフレーム」から「未来」へと移すだけでいい。そうすれば、映画のフィルムに沿ってフレームを動かすことを、あなたは学んでいきます。
タフティは、私たちの人生を「映画のフィルム」に例えます。例えば目の前でホラー映画が上映されているとして、すでに済んでしまったオープニングシーン(過去)や、まさにお化けに追いかけられている(嫌な現実が起きている)今のシーンで、そのフィルム自体を消したり書き換えたりすることは不可能です。だから、「なんでこんな怖いんだ!」「展開を変えろ!」とスクリーンに向かって文句を言ったり、怖がりながら映画が終わるのを待つのではなく、最高に笑える爆笑もののハッピーエンドの1コマをこっそり仕込んで(設定して)おけば、映画のストーリーは勝手にそっちへ向かっていきますよ、ということ。それが現実を「設定する」ということなのです。
現在の現実と戦うのではなく、まさに前もって現実を設定する必要があるのです。
ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』
文中で使われている「ターゲット・フレーム」という言葉ですが、原文のロシア語では「целевой кадр(ツェレヴォイ・カドル)」と表現されています。この言葉が持つニュアンスを知ると、なぜ邦訳本で「ゴールのコマ」と訳されたのか、そしてタフティが何を伝えたいのかが、非常によく分かります。
целевой(ツェレヴォイ)=目的の、ターゲットの、ゴールの
кадр(カドル)=(映画や写真の)コマ、フレーム、シーン、ショット
ロシア語の「кадр(カドル)」は、日常的に「映画のフィルムの1コマ」や「写真の1枚」を指す言葉として、非常に馴染みのある単語です。だからこそ「人生という映画のフィルムに、望むコマを設定する」というタフティの世界観が、ロシア語話者にはすっと伝わるのです。
「現実を設定するのか、それとも選ぶのか?」——新しい時代のテクニックとトランサーフィンの違いを、サマリナ氏が解説します。今やあなたは、単に選ぶだけでなく、自分の現実を「設定する」ことができる。本記事 PART 2 の核心が語られる動画です。
PART 2「設定する」と「選ぶ」── サマリナが語る違い
では、現実を「選ぶ」ことと「設定する」ことは、具体的にどう違うのでしょうか。タチアナ・サマリナの言葉をたどってみましょう。
自分の現実を「選ぶ」とき、私たちはあらゆるバリアントに波長を合わせ、提示された現実の選択肢の中から自分のものを選びます。選択肢があり、落ち着いて自由に選べる——それは素晴らしいことです。ただ、選ぶときには時として疑念が生じます。「これは本当に私のバリアントだろうか?」「私は正しい方向に進んでいるのだろうか?」と。やや受け身で、静かなポジションです。
自分の現実を「設定する」とき、そこに疑念はありません。私が100%、自分の現実の決定者(創造者)であり、自分の人生の作者である——という、より積極的で強力なポジションをとります。目の前には真っ白な紙があり、私はどんな現実でも、より正確に言えば「自分の望む現実」を設定できる。それは強力なインパルス(推進力)であり、前への力強い後押しなのです。
「なぜ、まさにこの現実を設定するのか?」——その問いに、あなたは現実の決定者としての完全な権利をもって、こう答えることができます。「私がそう決めたからだ」と。
私は皆さんに、自分の現実を設定し、自分の裁量とルールでそれを形成する方法を学ぶことを、強くお勧めします。
タチアナ・サマリナ
タフティは私たちにこう教えています。
「なぜそうなるのかって? 私がそう決めたからよ!」
そんな遠慮のない自分ルールで、自分の思いどおりに(自分の裁量で)現実をデザインしていく方法が、ここにはあるのです。
PART 3現実を設定する「意図の三つ編み」
現実を設定することを可能にする、最も強力なテクニック。それが「意図の三つ編み」を使ったワークです。実践者たちからは、この三つ編みとは何なのか、どんな見た目なのか、どう扱うのか——何百もの質問が寄せられているといいます。
意図の三つ編みとは、普通の三つ編みに似たエネルギーの束(編み目)である。それは目には見えないが、幻肢(ファントム)のように感じることができる……。背骨に対して斜めに突き出ていて、場所は肩甲骨の間だが、背中のすぐそばではなく、少し離れたところにある。
ヴァジム・ゼランド『タフティ・ザ・プリーステス』
三つ編みを感じるための2つの方法
この三つ編みを感じることに、困難を覚える人もいます。より早く感じられるようになる、2つの方法があります。
少し前かがみになり、息を吐きながら急に体を真っ直ぐに伸ばし、同時に両腕の肘を肩の高さまで曲げます。そして、肩甲骨の高さにある「背中の後ろの感覚」に耳を澄ませてください。
息を吸い込み、後頭部から肩甲骨にかけて、背中の後ろに垂直に垂れ下がる「矢印」をイメージします。次に息を吐きながら、その矢印が背中に対して斜めに立ち上がったとイメージしてください。この感覚を意図的に誘発し、息を吐くときに三つ編みが持ち上がるのを感じます。何も感じない場合は、自分でお芝居(見立て)をして、その感覚を想像してください。そうすれば徐々に、あなたの三つ編みは起動するようになります。
三つ編みは人それぞれ個別に現れるため、感覚は異なる場合があります。重要なのは、これらの感覚が「肩甲骨の後ろ」にあるということ。それを追跡(観察)してください。時間が経てば、それは習慣になります。なお、三つ編みをイメージしたり視覚化したりする必要は全くありません。注意のフォーカスは、まさに「感覚」そのものに移す方が良いのです。
三つ編みを使ったワークの手順
※よくある誤解として「背中でイメージする」というものがありますが、背後の三つ編みはあくまで強烈な光(パルス)を放つための「光源(映写機)」であり、映像を映し出すのは「前方のスクリーン(頭の中)」です。つまり、実践する際の意識は「後ろ(三つ編み/光源)」と「前(頭の中/スクリーン)」の2ヶ所に同時に置くことになります。手順①の「気づきの中心点に入る(自分を見て、現実を見る)」というのは、三つ編みを起動してパルスを放ち、映像を映すために「欠かせないウォーミングアップ(準備体操)」でもあるのです。
「気づきの中心点」に立ち、自分と周囲を同時に見るポジションは、トランサーフィンの「観察者」と深くつながっています。あわせて 用語辞典「観察者」 もご覧ください。
実践者たちの体験談
三つ編みを使ったワークについて、実践者から寄せられた声をいくつか紹介します。
※体験談は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。トランサーフィンセンターに寄せられた声の翻訳です。
現実を設定するのか、それとも選ぶのか。
選ぶのは、あなた自身です。
真っ白な紙の前に座り、「私がそう決めた」と言える強さ——それが、タフティの差し出す新しいポジションなのかもしれません。
タフティの世界観をもっと知りたい方は 用語辞典「タフティ」 へ。トランサーフィンの基礎は 用語辞典「トランサーフィン」 から。一語ずつ原典に当たって編んだ 用語辞典 も、あわせてどうぞ。
