魂・精神・調和 ── トランサーフィンセンター
魂の声を聴くには
──「考えてみる」を「感じてみる」に置き換える
「自分の感覚を頼りにすることを恐れないでください——それこそが真実なのです」
トランサーフィンセンターのタチアナ・サマリナがプログラムで繰り返し口にするこの言葉を軸に、「魂の声を聴く」というテーマの発信を、一本の記事にまとめています。
本ページは、トランサーフィンセンターの公開記事と、そこに束ねられた4本のYouTube動画(2019年から2023年まで)を翻訳・再構成したものです。基礎コースの抜粋、ビデオメッセージ、そして誘導瞑想のワークまで——
「なぜ理性だけでは道を誤るのか」から「今日、具体的に何をすればいいのか」まで、この一枚で通して辿れるようにしました。
なぜ理性だけでは道を誤るのか
人生で決断を下すとき、選択をするとき、自分の使命や目標を見つけようとするとき——私たちは理性(マインド)だけを頼りにしがちです。それが習慣になっているからです。子どもの頃から、一歩一歩を慎重に考え抜き、バランスの取れた決定を下すよう教えられてきました。
しかしそのあいだ、「自分は本当は何を望んでいるのか?」と問われることは、完全に忘れ去られてきました。
こうして私たちは徐々に、自分の本質——魂とのつながりを失っていきます。
そして進路を選ぶ時が来ると、理性はこう言います。
「今はこういう職業が流行っているな。これが君の目標だ、そこへ向かえ!」
その声に従った後で、内なる不快感、反発、無気力、うつ状態にすら発展しかねない人生への不満が、一体どこから湧いてくるのかと驚くことになる——
トランサーフィンセンターのもとには、理性の主張と周囲のアドバイスだけで職業を選び、今は苦しんでいるという物語が数多く寄せられるといいます。
トランサーフィンの提案はシンプルです。
すべての質問に対する正しい答えをすでに知っている「魂」に問いかけ、その声を聴くことを学ぶこと。
以下の動画は、このテーマの出発点となったビデオメッセージです。
第一の柱 ── 論理よりも感覚を頼りにする
「私は今、何を感じているだろうか?」
1日の中でできるだけ頻繁に、自問すること。
呼吸を整え、落ち着いてから、問いかけること。
さまざまな状況への自分の姿勢を、理性を通してではなく、感覚的な知覚——つまり魂を通して認識するよう努めること。
誰かに質問されたら、頭で考える前に、その質問に対して今この瞬間、自分がどんな感覚を抱いているかを観察すること。
私たちは普段、これと逆のことをしています。
「頭を心から切り離し」、合理的でよく考え抜かれた決定だけを下すことに慣れきっているのです。
しかし、私たちの感情的・感覚的な知覚こそが、私たちの現実を形成しています。だからこそ感覚のレベルでも生きることを学ぶ必要があるのです。
——打ち合わせに行くか行かないか、これを買うか買わないか、レストランでどの料理を注文するか。ごく簡単な決定からでいいのです。「考える」のではなく「感じる」というスキルを、日常の中で磨いていくこと。これは一つ目の柱です。
理性はしばしば騒ぎ立てます。
「この打ち合わせは君にとって非常に重要だぞ! 新しい展望が開ける、絶対に行くべきだ!」。
しかしそのとき内側に不快感や無意識の抵抗を感じているなら、無理に行く必要はありません。内なる違和感を無視して理性の声に従えば、よくても時間を無駄にし、最悪の場合はその選択自体を後悔することになるからです。
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タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター(プログラムで繰り返し語られる言葉)
第二の柱 ── 魂のニーズを、子どもに接するように満たす
できるだけ頻繁に、自分自身にこう問いかけます。
「私の魂よ、今日は何がしたいの?」
そして、まるで自分の子どもに接するように、そのニーズを満たしてあげること。
1日に1回は必ず、魂が求めている何かを実現することを習慣にします。
他の人に向けるのと同じだけの注意を、自分自身にも向けること。
自分を後回しにしないこと。
自分を犠牲にしてまで他人のために「いい人」になろうとして、自分のエネルギーを枯渇させないこと。
魂が何を望んでいるのか、どうすれば分かるのでしょうか?
ただ質問をして、耳を傾けるだけです。答えは自然とやってきます。
そしてその答えは、拍子抜けするほどシンプルで、予想外なものかもしれません。
「テラスに静かに座って、上から街を眺めながらコーヒーを一杯飲むための自由な時間が欲しい」——そんなふうに。
こうした魂のシンプルな願いを定期的に叶え始めると、驚くほどのエネルギーと活力が湧き上がってくるのを感じるといいます。
そして魂は
「ようやく自分の声を聴いてもらえた」
と理解し、はっきりと大きな声で語りかけ始め、やがてあなたの壮大な目標や人生の意味について教えてくれるようになる——魂の声を聴き、その導きに従うことを学んだ途端、周りのすべてが変わり始めるのです。
なぜ魂の声を聴くのか ── 使命・道・選択
どんな状況にあっても“正しく”行動しているように見える人たちがいます。
直感的に問題の解決策を見つけ、自分の道を歩み、興味のあることに取り組み、自分に合う人々と出会い、自分自身と調和して生きているのです。
その秘密は一つ——彼らは自分の魂の声を聴き、その導きに従って行動することを学んだだけなのです。トランサーフィンセンターの記事では、魂の声を聴くことが具体的に何をもたらすのかを、4つの角度から語っています。
01. 魂は、使命を知っている
何千年の歴史の中で、数えきれない人々が人生の意味を探し求めてきました。
しかし答えを求めて遠くへ行く必要はありません。すべての答えは、すでに私たち自身の中に隠されているからです。
魂は、人生を祝祭に変えるライフワークについて、あなたがこの世界にもたらすべきユニークな資質について知っています。
必要なのはただ、その静かな声を、一見論理的で大きな「理性の主張」から切り離して識別することだけです。
目標へ向かう道における最も忠実な友であり同伴者は、あなたの魂です。その静かな声に耳を傾け、それに従ってください。魂は、どこで祝祭が自分を待っているかを正確に知っているのですから。
タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター
02. 魂は、目標への道を示す
真の目標を見つけても、「どうやって達成するのか?」という問いが残ります。
トランサーフィンの原則を守れば、目標はまるで自動的に実現していきますが、時に私たちは間違った扉に入ってしまいます。
——外見は魅力的で、理性にとっては誘惑的でも、自分にとってはまったく異質な「他人の道」へ。
そんなとき、魂を信頼してその声に従うなら、常に自分に必要な扉だけを開くことができます。
魂は目標への最短ルートを知っているからです。
03. 魂は、困難な状況からの出口を知っている
理性は、努力し、障害と戦い、自分を克服し、意志の力を鍛えるよう——つまり内的意図で行動するよう要求します。
それは重い石を山の上へ押し上げるようなもの。いつかは押し上げられても、完全に力尽きてしまいます。
しかし、ほぼどんな状況にも、もっと簡単な解決の道が存在します。自分と、自分の魂とつながっていれば、それを「感じる」ことができるのです。
そういう人が、周囲から「あの人は運がいいだけだ」「直感が鋭いね」と言われる人たちなのです。
04. 魂は、正しい選択を教えてくれる
この人と関係を築くべきか。
今結婚するべきか。
仕事を辞めるべきか。
多くの人は、選択の結果が人生全体を変えることを知っているからこそ、決断をためらい、先送りし、舵を自分の手に取る代わりに流れに身を任せてしまいます。
選択を間違えないための第一の拠り所が、魂の声です。あなたが何を選べば幸せになれるかどうかを教えてくれるのは、魂だけ。
親の勧める「ステータスの高い職業」ではなく、配偶者の提案する買い物でもなく、まず「自分自身は本当は何を望んでいるのか」に耳を傾けることから、すべては始まります。
▲ 目次に戻る自分の魂の声を頼りに選択することを学んでください。
タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター
服や食べ物の選択など、日常的な簡単なことから始めましょう。選択のたびに、「私の魂よ、どう思う?」と自分に問いかけてください。
よく使う「考えてみる」というフレーズを、「感じてみる」に置き換えましょう。
日常での実践例 ── スーツ、面接、夜の予定
「感覚を頼りにする」とは、具体的にどうすることなのか?
トランサーフィンセンターの実践コース「1日で学ぶ現実管理」の抜粋動画で、タチアナ・サマリナは「日常の三つの場面」を例に語っています。
お店でスーツを選ぶとき、最初から値札を見てはいけません。
まず着てみて、魂が「イエス」と言うかどうか。そのあとで値段を見ます。
予算より高くても「これは自分のものだ」という明確な感覚があり、喜んで払えるなら、それは本当にあなたの服。逆に、気に入ったはずなのに値段を見た途端に迷いが生じたなら——それは最初からあなたの服ではなかったのかもしれません。
基準は価格ではなく、着たときに自分がどう感じるか、です。
求人がいくつかあり、面接に行くとします。
求人票を読み、面接に足を運ぶ——そのとき「そこで自分はどうなるだろうか」と頭で考えるのではなく、「感じる」こと。面接へ向かっているその道中も、思考ではなく感覚を味わうのです。
この方法は、人生のあらゆる選択に当てはめられます。
友達の家に行くか、家に残るか、散歩に出るか。
「何がしたいのか分からない」と思考がぐるぐる回り始めたら、その流れを一旦止めて、「私の魂よ、何がしたいの?」と尋ねます。
やり方は簡単です。——友達の家に行った自分を想像して感覚を味わい、手放します。散歩に出た自分を想像して味わい、手放します。家に残った自分を想像して味わい、手放します。三つの感覚を比較して、選ぶだけです。
感覚は信号機 ── 赤と青
1日の中で頻繁に「私は今、何を感じているだろうか?」と自問することです。
感覚は、人生の進行方向が合っているかどうかを示すバロメーターです。
怒り・苛立ち・不満といったネガティブな感情に気づいたら、赤信号。何かが間違っています。無視せず、立ち止まって向き合うこと。
喜び・インスピレーション・愛の状態を感じているなら、青信号。そのまま進み続けてGoです。
そして——間違えることを恐れないこと。
たとえ今は選択を誤っても、それは練習です。
「1回目から完璧にできるはず」「魂がすぐ答えてくれるはず」と期待しないこと。魂はあなたに借りがあるわけではありません。少しずつ関係を築いていくものなのです。
「魂はあなたに借りがあるわけではない」というのは、「魂は、あなたの命令で動く便利な自動販売機(や下働き)ではないのだから、頭(理性)の都合でいきなり答えを要求してはいけない」ということです。
私たちは普段、学校や社会で「頭(理性・論理)」を使って生きるように訓練されてきました。理性の世界では、「質問すれば、すぐに具体的な答え(正解)が返ってくる」のが当たり前です。
そのため、いざトランサーフィンを学んで「魂の声を聴こう!」と決めたとき、多くの人が「私が質問したんだから、魂はすぐに人生の目的や正解を教えてくれるはずだ」と、魂を下働きや検索エンジンのように扱ってしまうのです。
しかし、魂にしてみれば、ずっと無視され、部屋の隅で心を閉ざしてしまっていたのに、いきなりドアを開けて「さあ、私の本当の目標は何!? 早く答えて!」と迫られても、びっくりして何も答えられません。すぐに答える義務(借り)もないのです。
ですから、「1回目から完璧にできるはず」「すぐに声が聞こえるはず」という期待は、まさに理性のエゴであり、そこに「過剰ポテンシャル(焦りや執着)」が生まれると、魂の声はますます聞こえなくなってしまうのです。
Q感覚の中に「理解」がない場合は、どうすればいいですか?(参加者エレーナさんの質問)
その言葉の選び方自体に注目してください。感覚は「感じる」ものであって、「理解する」ものではありません。
頭で理解しようとするのをやめて、ただ感じることから始めます。
今座っているなら、温かい・冷たいを感じる。体のチクチクする感覚を感じる。まず身体の感覚に注意と時間を向け、それから注意を魂の領域へ移して、「私は今、魂で何を感じているだろうか?」と感じてみるのです。実践を重ねれば、必ずできるようになります。
なぜ魂は黙り込んでしまったのか
そもそも、なぜ私たちは魂の声を聴けなくなってしまったのでしょうか?
トランサーフィンセンター基礎コース抜粋(2019年)で、タチアナ・サマリナはその理由を、誰もが身に覚えのある光景で説明しています。
おもちゃをねだる子ども
子どもの頃、「このおもちゃが欲しい!」と言うと、大人はこう答えたものです。
「今はおもちゃどころじゃない」
「もう車を10個も持ってるでしょ」
「来月ね。今はお金がないから」。
理性と魂の対話は、これとまったく同じ構図だとサマリナ氏は言います。
魂が「あれが欲しい!」と言うと、理性が「どうせすぐ飽きるでしょ、ダメだ」と答える。
1回目ダメ、2回目ダメ、3回目、4回目……と否定され続けると、魂は完全に黙り込み、すべてを理性が支配するようになります。
そして後になって、私たちは「私の真の目標はどこ?」と探し始めるのです。
理性は「今はこの職業が流行っているから、あそこへ行こう」と指示し、皆でぞろぞろと同じ方向へ向かいます。
同じように優秀だったはずの二人のうち、一人は成功し、もう一人はまったく上手くいかない——その違いは、魂の声を聴き、「自分の扉」を開けて自分の目標に向かうか、ただ群集心理(みんながやってるから)で後について行っただけだからです。
出口は一つ、魂に語りかけることです。
「もし間違えたらどうしよう」「人生の半分が過ぎてしまったら」という理性のざわめきを止めて、まず魂の小さなニーズを満たし始めましょう。
朝のワーク:(たとえば意図の三つ編みを起動した直後)で集中状態に入ったタイミングで「私の魂よ、今日は何がしたい?」と尋ねるのが効果的で、すぐに答えが来なくても手放して過ごしていれば、その日のうちに答えはやってきます。理性が「ポルシェ・カイエンが欲しい! 今すぐ買いに行こう!」と割り込んでくることもありますが(笑)、魂はただ静かに、「今日はテラスでコーヒーを飲みながら、上から聖堂を眺めたいな」などと言うものなのです。
この2019年の講義でサマリナは、なぜ私たちが「頭を心から切り離して」生きているのかについて、印象的な一言を添えています——3Dシステム(振り子のシステム)のゲームの条件の一つが、ここへ来て「眠りにつく」こと、つまり頭を心から切り離し、メンタル(思考)のレベルだけで存在することだった、と。
思考レベルで生きることを、私たちはもう十分に学びました。次は感覚のレベルで生きることを学ぶ番——現実は感覚的知覚を通して創られるのだから、という論理です。この「ゲームの条件」という視点は、2022年の公開放送「あなたの魂のシナリオとは?」で語られた「記憶の消去はゲームの条件」という話と、まっすぐ地続きになっています。
「あなたが自分の本当の気持ち(心)が分からず、頭でばかりぐるぐると考えて悩んでしまうのは、あなたが悪いからでも能力がないからでもなく、この3Dシステムの『そういうゲームのルール(仕様)』だったからだ」ということです。
長年、私たちはその設定どおりに、心(感覚)を閉ざし、頭(理性)だけで生きるというハードモードの「眠り」のプレイをしてきました。しかし、今はもうそのゲームのフェーズを終え、新しいエネルギーの次元へと移行する時代だと語っています。
だからこそ、今までの「頭で考える(論理や常識)」というゲームのルールを捨てて、「心で感じる(直感や感覚)」ことへとナビゲーションを切り替え、本来の自分(魂)を思い出す時が来ているのだと、強く呼びかけているのです。
実践 ── 魂とつながる瞑想ワーク
最後は、毎日の実践として使える誘導瞑想です。2023年公開のこの動画でサマリナ氏は、自分自身と魂に同調(チューニング)するための短いワークを、音楽とともに導いています。
以下に流れを整理しますが、実際の実践は動画のペースに合わせて行うのがおすすめです。
誰にも邪魔されない静かな場所を選び、携帯の電源を切ります。
楽な姿勢で座り、目を閉じ、手足は組まないようにします。
深く吸って、ゆっくり静かに吐きます。吐くたびに肩と顔の筋肉をゆるめ、温かいリラックスの波が全身を包むのを感じます。
一人きりで、喜びと軽やかさとインスピレーションを感じられる、美しい場所を想像します。
森の空き地、誰もいない海辺、自分の部屋でも構いません。
その場所の波動が自分を満たし、金色と銀色のエネルギーの波が全身を包むのを感じます。
思考は手放し、体と呼吸とその場所だけを感じます。
内なる視線を胸のあたりへ向け、そこに太陽が生まれるような温かさを感じます。
胸の中心から、金色のほとんど見えない細い糸が、遥か上方へと伸びているのが見えます。
その道を意識でたどっていくと、向こうから軽やかで心地よいイメージ——あなたの魂のイメージ——が近づいてきます。
そのエネルギーを感じ、抱きしめるように一つになり、尋ねてみます。
「私の魂よ、あなたは何がしたいの?」
そして、答えに耳を傾けます。
そのイメージが自分の体の中に入り、一つになるのを想像します。
ハートの中心に波動と温かさを感じたら、魂に、そして自分自身に感謝します。
しばらくそのまま座り、準備ができたら目を開けます。
このワークは毎日行うこと。後から浮かんでくる答えを書き留めておくこと。
そしてすぐに答えが聞こえなくても、焦らず手放すこと(『今すぐ答えを出せ!』という期待や執着(過剰ポテンシャル)を捨てること)——答えは必ずやってきます。
結び ── 魂は、聴かれるのを待っている
2019年から2023年まで、形を変えながら繰り返し語られてきたのは、結局ひとつのことでした。
答えは外にはなく、すでに自分の中にある。ただ、長いあいだ「ダメ」と言われ続けた魂は黙り込んでいて、こちらから聴きに行かない限り、口を開かないのです。だから今日、たった一つでいい、魂の小さな願いを叶えること。
もしかしたら、そのすべての始まりは、ささやかなテラスの一杯のコーヒーからかもしれません。
「考えてみる」を、「感じてみる」に置き換える。日常の一番小さな選択から始められる、それがこの教えの入口です。
「眠りにつくことはゲームの条件」という視点の背景は、公開放送「あなたの魂のシナリオとは?」で深く語られています。魂で聴くミニ実験も収録されており、本記事の実践とあわせてどうぞ。
「私の魂よ、今日は何がしたいの?」
その一言から、対話は再開する。
魂は借りを返す存在ではなく、関係を築いていく相手です。
