「わかった」は、目覚めじゃない。──「目覚めをライフスタイルにする」とはどういうことか?

移行の時代と目覚め ── トランサーフィンセンター

「わかった」は、目覚めじゃない。
──「目覚めをライフスタイルにする」とはどういうことか?

Пробуждение должно стать образом вашей жизни!

tserf.ru + YouTube動画 3本(2023–2024) / タチアナ・サマリナ

「単に一度だけ目覚める——ほら、目が覚めた、認識した、これで終わり、あとはすべて自動的に起こる——というわけではありません」
トランサーフィンセンターが「目覚め」というテーマを扱うとき、必ずと言っていいくらい出てくるのがこの言葉です。

本ページは、トランサーフィンセンターの公開記事「Пробуждение должно стать образом вашей жизни! + видео(目覚めた状態から生きなさい!)」と、そこに束ねられた公式YouTube動画2本を翻訳・再構成したものです。
末尾には、原記事には含まれていない短い動画をもう1本、編集部の判断で併載しました。「この神聖な力を日常生活に取り入れるには?」という参加者の問いに、タチアナ・サマリナが1分半ほどで答えたものです。テーマが同じであり、この記事の最後に置かれるべき答えだと考えたためです。

“目覚め”を習得しないかぎり、実践は無意味である

「目覚め」について話しましょう——と、タチアナ・サマリナは切り出します。
これは、習得しなければトランサーフィンの実践に取り組んでも無意味となる、根本的なテーマである、と。

言い方としては、かなり強いほうです。テクニックの一つでもなければ、上級者向けの発展課題でもない。それが無ければ他のすべてが成り立たない土台として置かれています。

もし目覚めることを学んでいないなら、自分の望むように生きることはできない——健康で裕福な人間であること、調和のとれた人間関係の中にいること、設定した意図を容易に実現すること、そして自分の魂(精神)において成長すること。そのどれもが、と語られます。

目覚めはあなたの生き方にならなければなりません!(ロシア語)
タチアナ・サマリナ ── 2024年3月25日
再生できない場合は YouTubeで視聴 →
▲ 目次に戻る

見えないのは、あなたがまだ眠っているから

トランサーフィンセンターには、参加者からこんな声が届くといいます。
「『新しい時代』の現れが、見えません。感じられません」

これに対する返答は、慰めでも励ましでもありませんでした。

あなたが眠っている間は、その通りでしょう。
地球上の変容のプロセスはすでに進行していますが、あなた自身が別の波動レベルに移行したときに初めて、それらを見る(認識する)ことになります。

タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター「目覚めはあなたの生き方にならなければなりません!」
NOTE ── 順序が、逆になっている

私たちが通常期待する順序は、「変化の兆候が見えた → だから信じる → だから実践する」です。証拠が先で、行動が後。

ここで語られている順序は、その逆です。「目覚める → 波動レベルが移る → そこで初めて見える」
つまり「まだ何も見えない」という報告は、この理屈の中では反証ではなく、むしろ現在地の報告として受け取られます。

これは信じるか信じないかの問題ではなく、検証の順番が入れ替わっているという構造の問題です。先に見せてもらうことはできない、と言われている。ここを飲み込めるかどうかが、この記事全体の分かれ目になります。

そして「目覚める」の中身が定義されます。
一度だけ目覚める——ほら、目が覚めた、認識した、これで終わり、あとはすべて自動的に起こる——というものではない。目覚めをあなたの生き方(образ жизни)にする必要がある、と。

それは、自分の注意を訓練し、時折ではなく常に「そこにある(プレゼンス/今ここにいる)」状態にあることを意味します。
あなたの人生の背景(ベース)にならなければならない。呼吸するのとほぼ同じくらい、自然なものに。と言っているのです。

「少し呼吸をして、それでおしまい、もう十分、十分呼吸した」とはいかないですよね。
目覚めについても、これとまったく同じなのです。

タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター「目覚めはあなたの生き方にならなければなりません!」
▲ 目次に戻る

内なる見張り役から、注意の管理へ ── そして今

“目覚め”というテーマは、トランサーフィンにおいて常に重要なものでした。
最初──リアリティ・トランサーフィンのときから語られてきたのは、私たちの意識をオンに保つ内なる観察者——内なる見張り役でした。

そして。2017年から2018年にかけて、タフティが「知識」をもたらし、そこから注意の管理というスキルの練習が始まりました。
しかし今こそまさに「目覚めの時」が来た、とサマリナ氏は言います。同じテーマが、時期によって重みを変えてきた、ということです。

NOTE ── 見張り役から、注意の管理における変遷

①内なる見張り役(観察者)②気づきの中心点③注意の管理、それぞれ“目覚め”には欠かせないスキルや状態ですが、その中身もまた、最初に登場してから今日まで変化し続けています。それぞれの変遷をみてみましょう。

①内なる見張り役(観察者)
現実を客観的に評価する脳内の「抽象的な機能」から、注意の動きを追跡する「監視塔の番人(歩哨兵)」を経て、すべての仮面を脱いだ本来の「スピリット(神聖な沈黙の観察者)」へと。

②気づきの中心点
内部と外部のスクリーンを同時に見つめる「中間の位置(ポジション)」から、アバターとスピリットを重ね合わせて宇宙の力と溶け合う「自己収束(散らばった注意を自分自身に戻し、肉体とスピリットを重ね合わせて、私というシステムを完璧に1つに組み立て直し/収束させ、100%起動する)」の境地へと変遷します。

③注意の管理
目標に意識を向ける「間接的な制御」から、三つ編みで未来のコマを指定する「直接的な照射」を経て、自ら「注意そのもの」となって現実や力と完全に一体化する「ダイレクトな融合(自分と世界、あるいは自分と行動の境界線をなくし、それそのものになってしまうこと)」へと変遷します。

トランサーフィンが小学校レベル、タフティは高校レベルと書籍タフティで述べられていることを思い出してください。学校で最初に学ぶ算数が数学になり、数学Ⅰ、A…と深まっていくように、現実創造のスキルを磨き、意識を進化させていくプロセスにおいても、段階に応じたステップアップが必要なのだということがわかります。

そしてそれは、新しい教えが古い教えを上書きしたのではなく、同じ一点に、だんだん高い解像度のレンズが掛けられてきたと読むほうが、原典の実感に近いと編集部は考えています。

▲ 目次に戻る

周囲が「不条理演劇」に見えはじめる

実際、周囲のすべてが変化している——空間も、人々の見方も。
慣れ親しんだ、正常だと思われていた出来事や現象が、今日ではある種の不条理演劇のように受け止められる。そしてこれは、目覚めれば目覚めるほど鮮明に現れる、と語られます。

ここでサマリナ氏は、ひとつ釘を刺しています。
これは起きていることを非難するために言っているのではない、と。観察し、こう見てみるために言っている——「以前は、まったく違った態度でこれに接していたな」と。

自分自身についてもそう言える、と彼女は続けます。多くのプロセスや事柄が、今はまったく新しいものとして見えている。「うわあ、そうだったのか」と。
そして、以前から知っていたはずのことを、今になって本当に認識しているのだ、と。

CASE ── 「不条理演劇」の正体、そして優越感という新しい罠

「周囲が『不条理演劇』に見えはじめる」という言葉は、トランサーフィンやタフティを実践して「目覚め」が進んできた人が、必ずといっていいほど通過する非常にリアルな感覚を説明しています。
眠っている間の私たちは、自分自身がその劇の登場人物(アバター・キャラクター)になりきって、シナリオが与える役を必死にこなしてきたのを人生だと思ってきました。
しかし、目覚めが進んで、自分自身が舞台(スクリーンの中)から降りて、一歩引いた「観客席(劇場側のポジション)」に座るようになると、今まで気が付かなかった「あれ?」という場面が増えてきます。それまで深刻に捉えていた現実のアレコレの出来事が、実際はシステム(振り子)が仕掛けたプログラムのボタンを押され、無意識の条件反射(刺激⇄反応)だけで成り立っている「人形劇」、まさに不自然で、滑稽で、まさに「不条理演劇」に見えるのです。
動画の中でもタチアナ・サマリナが触れているように、現在、地球のエネルギー自体が強制的に引き上げられている「移行期(新しい時代)」にはいりました。物理エンジン(宇宙のルール)がどんどんアップデートされているのに、多くの人々や社会の仕組み(古いシステム)は、いまだに古い3D世界の「恐れ、ストレス、闘争、競争」という泥臭い台本にしがみついて演じ続けようとしています。この「新しいエネルギー環境」と「古い台本を演じ続ける人々」との間の強烈なギャップ(摩擦)が、現在の地球上に「おかしなバグ(理不尽なトラブルや混乱)」として顕現しています。これが、日常のいたるところで「なんか最近、世界全体おかしくない?」と感じる背景にあるのです。

しかし、「目覚めた私⇄眠っている馬鹿な奴ら」みたいに、周囲のバカバカしさ(不条理さ)を非難・ジャッジしようものなら、「優越感(エゴ)」という過剰ポテンシャルが発生し、システムによる『眠りのモード』に逆戻りだと、タチアナ・サマリナは警告します。

「わたしたちはシステム/振り子によって眠らされている」とか「重要性を下げなければならない」といったトランサーフィンやタフティの理論を、言葉で完璧に説明できる人は多いでしょう。その同じ事柄について、「以前から知っていた」段階と、「今、本当に認識している」段階ではギャップがあり、そのギャップそのものが、目覚めの体感として語られています。
新しい情報が入ったのではなく、すでに持っていた情報の見え方が変わった——本当の意味でその価値や実体を掴んだ──という形をとるのが、ここでの「目覚め」です。

そして、移行と世界的な変化のこの時期には、宇宙そのものが私たちの目覚めを助けてくれている、と語られます。

▲ 目次に戻る

なぜ、長く実践している人でも眠りに落ちるのか?

トランサーフィンやタフティのテクニックを長く実践している人たちでさえ、それが簡単ではないと認めている——ここから、記事の調子は率直なものに変わります。

実践によって人生の多くのことが順調に進み、人は簡単に現実を設定しはじめる。それでも時折、眠りへの転落が起こる。
ストレスの多い状況の類いが起こると——それで終わり。気づきは失われてしまう。

システムは微睡んではおらず、あなたを眠りに引きずり込むために次から次へと新しい方法を利用します。
もしあなたが常に目覚めの状態にいないなら、あなたを意のままに動かすのは簡単です。あなたの目標から遠ざけ、道を逸らせるのは簡単なことなのです。

タチアナ・サマリナ/トランサーフィンセンター「目覚めはあなたの生き方にならなければなりません!」

その具体的な手口として名指しされるのが、感情のブランコ(感情の起伏)です。ブランコに乗っているのはあなた自身。システムは、ネガティブなニュースや日常のトラブルという刺激を使って、あなたのブランコを後ろから力いっぱい揺さぶってきます。あなたがそれに乗っかって、イライラしたりハラハラしたり(=自らブランコを漕いで感情の起伏を激しくする)している時、あなたはバランスを失って「眠り」に落ち、システムにエネルギーを吸い取られるだけの存在になってしまいます。
今日、私たちの多くが揺さぶられているこのブランコは、最も頑強な人たちでさえ眠らせてしまう。

そしてあなたは再び「起きたままの眠り」を見、現在の現実という映画の中で、自分に割り当てられた役割を演じるのです。
システム/振り子の目論見通り、素直にイライラし、腹を立て、怒り、刺激に対してネガティブに反応し──つまり、眠りへとますます深く入り込んでいくのです。

ウェビナーでは、この様子がもう少し具体的に描かれています。
非常に感情的な人はマッチのように燃え上がる——火が点いて、消える。そしてこの揺れが、その人が眠りの状態から抜け出し、自分自身を認識することを許さないのです。
その間にシステムは、ここを少し調整し、あそこの締め付けを強め、人はますます何らかの枠に押し込められていると感じるようになる、と。

NOTE ── その数分間に、何が締め付けられているか

イライラや焦りに身を任せてカッとなること(マッチの着火)、それは単に「感情的になっちゃった」で済む可愛い問題ではありません。

あなたが我を忘れて眠っているその数分間のうちに、システム/振り子はあなたの背後に回り、あなたの現実の檻のネジをきつく締め直し、さらに不自由な「枠」へと押し込めているのです。

感情の嵐が去り、ふと我に返ったとき、人は「なぜだか分からないけれど、息苦しい、何かの枠(仕事・家・睡眠だけのループ、経済的な不自由、義務感の檻など)に押し込められている」という強い閉塞感やストレスを覚えるようになります。システム/振り子はいきなり強硬な手段をとるのではなく、日常の小さな自動反応(眠り)を私たちが繰り返すたびに、少しずつ「枠」を狭め、私たちが本来意図の実現に使うはずだった自由なエネルギーの通り道を塞いでしまうのです。

目覚めはあなたの生き方にならなければなりません! ウェビナー抜粋(ロシア語)
ウェビナー「アクティベーターによって目覚めなさい!」より ── 2023年9月12日公開
再生できない場合は YouTubeで視聴 →

「では、この新しい時代はどこにあるのか。出口はない」——そう書いてくる人もいる。
私たちが眠っている限りは、そのように起こり続けます、というのがここでの答えです。

▲ 目次に戻る

では、目覚めつづけることは可能なのか

システムの影響力があまりにも大きいため、こういう疑問が生じます。
「完全に目を覚まし、意識的でいることなど、可能なのだろうか?」

間違いなく可能です、と即答されます。
今、新しい時代への移行と現実の世界的な変化の時期に、宇宙そのものが私たちの目覚めを助けてくれているのだから、と。

ただし、ウェビナーではこの「可能です」が、二つの側面から語られていました。

TWO NEWS ── 二つの知らせ

一つ目は、喜ばしい知らせ

目を覚まして眠らないことは、現実的であり、可能である。
「目が覚めた、眠った、また目が覚めた」を繰り返すしかない、ということではない。

TWO NEWS ── 二つの知らせ

二つ目は、すべての人にとって喜ばしいものではない知らせ

実践、実践、そしてさらに実践が必要である。
実際、それ以外に方法はない。

一人ひとりの現実は、時折目覚めるのではなく、目覚めがその人の生き方になったときにのみ変わる──
「目が覚めた、眠った、目が覚めた、眠った、片目を開けた」というようなものではない、と念を押されます。

そのために必要なのは、絶え間ない訓練です。
そしてそれは時間が経つにつれて、今起きている移行のプロセスのおかげで、すでに習慣になっていく。
やがて楽になり、多くの疑問や問題が人生から去りつつあるのが見えてくる——というのが、この記事の着地点です。

NOTE ── 実践から、ライフスタイルへ

ここでは、筋トレのような「目覚めの実践」の段階を通り過ぎて、「目覚めていることが当たり前のライフスタイル」にシフトしたときに何が起こるのかを説明しています。日常のちょっとしたアクションを「目覚ましのアラーム(アクティベーター)」としてハッと我に返る練習を地道に繰り返していると、脳と細胞の「新しい自動プログラム」として定着していきます。やがて、いちいち「目覚めなきゃ!」とトレーニングしなくても、息を吸うのと同じくらい当たり前の習慣として、いつでも「自分が主導権を握る目覚めた状態」が当たり前になってきます。

お金の不安、人間関係の衝突、義務感による重苦しさといった「問題」は、ほとんどが古いマトリックスのプログラムによるものです。あなたの周波数が「目覚めた状態」で安定し、習慣化すると、周波数が異なる現象は、配信規格が異なる互換性のない動画サービスのように、あなたの現実のスクリーンから「なかったこと」として消えていくのです。

▲ 目次に戻る

Q&A ── この神聖な力を、日常生活に取り入れるには

ここから先は、原記事には含まれていない別ソースです。
2023年6月のオンライン儀式「マジックゲート」の公開抜粋で、参加者からの質問にタチアナ・サマリナが1分半ほどで答えた場面です。
前後の文脈がほとんど示されない短い断片ですが、「神聖な力を日常生活に取り入れるために、実際に何をすればいいのか?」という問いに対する、タチアナ・サマリナの答え方がそのまま出ているため、ここに置きました。

Qこの神聖な力を、日常生活に取り入れるにはどうすればいいですか? 日常生活のためのアドバイスはありますか?

タチアナ・サマリナ:皆さん、それはただ練習です。
毎日、意識的に自分の感情状態を選ぶ練習です。

まず第一に、自分の状態ではなく、人生における特定の出来事に対する態度を意識的に選びましょう。
これは、私がいつも話している注意の管理の練習です。

ですから、練習することによってのみ、すべてがあなたにもたらされます。
そして今、それをしたい人にとって、練習はますます簡単になっています。
ですから、意図を持ち、もちろん少しの忍耐を持って、ただ行動を起こしましょう。

注意を管理し、態度を選択してください。
これが、いちばん大切なことです。

PRINCIPLE

「状態」ではなく、まず「態度」を選ぶ、とは?

質問は「神聖な力をどう日常に取り込むか」でした。求められていたのは、儀式で得たものを持ち帰るための方法です。
返ってきたのは、今日この出来事にどういう態度をとるかを、意識的に選ぶという一点でした。

これだけだと、自己啓発的な「感情コントロールのハウツー」のようにも聞こえます。
しかし、ロシア語の「Отношение(アトナシェーニエ=態度・見方・関係性)」には、目の前の出来事(これは本来、白紙でニュートラルなものです)に対して、「自分という存在(スピリット)が、どういう周波数で関わる(コミットする)かを自ら【定義】すること」というニュアンスを含んでいます。

日常で嫌なことが起きたとき、“勉強”している人ほど、「一瞬でハッピーな気分(状態)になろう」と無理をしがちです。でも、心の中がイライラで燃えているのに、表面だけ笑顔を作るのは、ただの「感情の抑圧(眠り)」であり、鏡に向かって無理やり笑えと強要するようなもの。だからこそ、順序が重要になります。

最初に選ぶべきは、あなたの感情状態(気分)ではありません。その出来事に対する、あなたの「態度(どう関わるかの定義)」です。

目の前のトラブルを、システムにエネルギーを奪われる「悲劇」として扱うか、それとも「この出来事は私にどんな有益なパラレルを運んでくれるだろう?」とゲームの攻略イベント(タフティではアドバンテージの原則)として面白がるか。出来事に対する「定義」をあなたの意志でカチッと決めた瞬間、あなたのが出している周波数は、「被害者」から「創造主」へと切り替わります。状態が態度についてくるのです。

そして、「態度を選ぶ」ためには、その手前で「ハッと我に返って注意の主権を回復する(エネルギーの向きを自分で決めなおす)」という、注意の管理が必要なことは言うまでもありません。

起こっていることに対する自分の態度を、意識的に選択しましょう(ロシア語)
オンライン儀式「マジックゲート」抜粋 ── 2023年6月23日
再生できない場合は YouTubeで視聴 →
▲ 目次に戻る

編集ノート ── HEH Editorial

ラッパは、鳴らない

ここからは編集部の視点です。原文にはありません。

この記事を公開している8月8日は、スピリチュアルの文脈では「ライオンズゲート」と呼ばれる日付です。獅子座の太陽とシリウスの位置関係に、古代エジプトのイメージや量子論的な語彙が幾重にも重なった、いわば寄せ鍋のような概念で、この時期に地球へ強いエネルギーが注がれる、と語られます。

興味深いのは、「地球に注がれているエネルギーが以前とは変わっている」という認識そのものは、トランサーフィンセンターの側にも2020年前後から一貫してあるということです。この記事にも出てきます——今は移行の時期であり、宇宙そのものが私たちの目覚めを助けている、と。

同じ「時代が変わった」を語りながら、扱い方が違う。編集部が注目したいのは、そちらです。

一方は、注がれるものを受け取ることに焦点がある。
もう一方は、注がれているからこそ訓練が効きやすくなり、「目覚めのブースト」がかかっている状態、という文脈。

後者において、宇宙の助けは報酬ではなく、追い風です。この記事の言い方を借りれば、「今、それをしたい人にとって、練習はますます簡単になっています」。助けがあることと、自分で漕がなくてよいことは、別のことだと言っている。

「目覚め」という語の使われ方にも、同じ差があります。
広く流通しているイメージは、どちらかといえば出来事としての目覚めです。天使がラッパを吹き鳴らして「さあ、目覚めの時が来ました」と起こしに来てくれて、起きたら別人になっている——という形。日付があり、演出があり、一回で完結する。

このトランサーフィンセンターの記事及び動画では逆のことを述べています(ベクトルの違い)。

一度だけ目覚める、これで終わり、あとは自動的に起こる——ではない。

そして、ここには一段深い指摘が含まれていると編集部は読みます。
劇的な合図を待って身構えている姿勢は、それ自体が「まだ何も始めていない」状態です。何かが起きるはずだという期待に注意が持っていかれている分だけ、目の前の出来事に対する態度を選ぶという地味な作業からは、注意が離れている。
期待の大きさは、そのまま過剰ポテンシャルになります。待っているつもりで、実は最も深く眠っている——という構図は、この記事が「感情のブランコ」について述べていることと、構造上ほとんど同じです。

もうひとつ。この時期によく言われる「宇宙のエネルギーを受け取りましょう!」という姿勢は、世界の鏡に向かって「ちょうだい!」のおねだりです。やもすれば、一生おねだりし続ける人生(タイムループ)を繰り返すことにもなりかねません。「あなたの人生は24時間ライブ放送中!言葉にならない本音を現象する『放射』の仕組み」(https://crossover-dimension-heh.com/master-your-radiation/)でもふれましたが、鏡としての世界は、常にその人の世界に対する態度を映し出しています。ですから、何かを得たいと思うなら、まず自分自身に問いかけてる必要があります。「私は何を与える用意ができているか?」と。

誤解のないように書き添えておきます。ライオンズゲートを祝うことを、編集部は否定しません。暦の節目に線を引き、そこから新しい現実を選択するというのは、人類が長い歴史の中で洗練させてきた美しい「意識の儀式(リチュアル)」であり、魂と理性をカチッと統合させるための普遍的なアプローチです。当サイトも、この日付を選んでこの記事を出しています。

ただ、その日をきっかけにして始まるものが、翌日以降も続くかどうか。ヴァジム・ゼランドとサマリナ氏が言っていることは、そこに尽きるほど地味です。派手さがない分、流行りもしません。
けれども、この地味さは20年以上ブレていない。それだけは、記録しておく価値があると思います。

▲ 目次に戻る

結び ── 呼吸のように

この記事に、特別な技法は一つも出てきません。
書かれているのは、注意の管理を訓練すること、常にそこにいること、出来事への態度を自分で選ぶこと。そして、それを時折ではなく、生き方にすること。ただそれだけです。

けれども、だからこそ、この記事はいつ読んでも今日から始められます。
特別な日付を待つ必要も、誰かに起こしてもらう必要もない。次にイラッとした瞬間が、最初の目覚めのための練習になります。

呼吸を少しして、それでおしまい、とはいかない。
目覚めも、それとまったく同じなのだ、と語られていました。

「少し呼吸をして、それでおしまい」
——とはいかないですよね。

実践、実践、そしてさらに実践。それ以外に方法はない。

Crossover Dimension : HEH

出典:トランサーフィンセンター公式サイト「Пробуждение должно стать образом вашей жизни! + видео」および同センター公式YouTube動画より翻訳・再構成(2024年3月25日/2023年9月12日)。
第7章の「マジックゲート」抜粋(2023年6月23日公開)は原記事には含まれておらず、同テーマの関連ソースとして編集部が併載したものです。
記事および動画内で案内されているプログラム・オンライン講座の案内部分は、当サイトの方針により割愛しています。
本ページは非営利・無償の資料アーカイブです。

Donation

灯を、絶やさないために。

OFUSEで応援を送る
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

トランサーフィン/タフティのロシア語一次ソースを辿り、誰でも原典へ還れる知のインフラ〈Heh〉をつくっています。
源泉と日本語のあいだに立ち、消費されて終わる「知」ではなく、知から、命(ち)へ。
その道の先で、原典と人生が交差することを願っています。
noteではこのサイトのBackstage的なものを発信しています。→https://note.com/hip_raven7504

目次