Q&Aライブラリ
お金で辞めた仕事が、恋しい
── その感情は何を語っているのか
トランサーフィンセンターには毎日たくさんの質問・相談が届くそうです。それに対してタチアナ・サマリナが公式サイトや、SNS、YouTubeやメルマガなど様々な媒体で答えているのですが、今日はその中の一つをお届けします。
「やりがいより収入を選んで転職した」読者イーゴリさんの質問と、タチアナ・サマリナ氏の回答です。
「魂はお金の話をしない」という原則が、実際の人生の岐路でどう働くかが凝縮された、短いけれども深いやり取りです。
「私は、やりがいを感じていた仕事を辞めました。収入の伸びが低いことに理性が打ち勝ってしまい、いわゆる『目先のより高い収入』を求めて転職したのです。ところが2日目には、前の仕事のことを考えるとなぜか胸が締め付けられ、まるで思春期に失恋した時のような憂鬱や悲しみが押し寄せてきました。喉が詰まり、胸が苦しいのです。まさにゼランドが言うように、内なる小さな子供が『おもちゃをちょうだい!欲しい!』と叫んでいるかのようです。
あの場所や仕事を想像すると、少し悲しいような、でも素晴らしくて面白いような複雑な感情が湧きます。収入に関係なく、その仕事をしたいのです。これは何なのでしょうか? エゴですか、ただの憂鬱や恐れですか? それともやはり、『魂はお金には関心がない』からこそ、私が間違った選択をしたと魂が告げているのでしょうか?」
── イーゴリさん
サマリナ氏の回答 ── 場所と、活動を、切り分ける
はい——まず第一に魂は、お金についてではなく、「本当は何をしたいのか」「何で自分を実現したいのか」を語りかけています。
ただし、あなたの状態——一方で憂鬱、
もう一方で興味と意欲——は、内面で不調和が起きているサインです。
「自分のものか、そうでないか」の明確な理解がまだない状態です。
それを確かめる方法があります。
混乱させる思考から完全に離れ、座って静かに呼吸してください。
「あの職場に戻るべきか」は忘れます。
特定の職場と切り離して、「その活動そのもの」をしている自分を想像してみてください。そのとき、何を感じますか?
インスピレーション、軽やかさ、喜び、エネルギーの湧き上がりを感じるなら、それはおそらく魂にかなうもの。
落ち込みや不快な感情——人によっては体の寒気——が湧くなら、それは「あなたの仕事ではない」というサインです。
あなたの場合、感情が二つに割れているのは、活動そのものにはインスピレーションを感じているのに、それを行っていた「場所」は気に入っていなかったからかもしれません。
おそらく、「他人の扉」を通って自分の仕事へ向かってしまった——内なる不協和音の正体は、それです。
手放したものを後悔する必要はありません。本当にあなたの仕事なら、必要な形で必ず戻ってくることになります。
ですから、ただ意図を設定してください——
「私は自分の真の目標を見つけ、実現している。私のしている仕事は、私に喜びとインスピレーションをもたらしている」。
書き出したら、思い描いた活動の全体像へ向かって進むこと。進んでいく過程で、「あなたの扉」は必ず開かれていきます。
回答の鍵は「他人の扉」というリアリティ・トランサーフィンの概念です。
目標そのものは自分のものでも(魂のもの)、そこへ至る扉(職場・方法・経路)が他人のもの(理性の計算によるもの)だと、道中に不協和音が生じる——
目標と扉を別々に検証する、という視点は2017年の実践Q&Aナイトでも「スライドに入って体で確かめる」ワークとして語られていました。
切なさは「間違えた」の証拠ではなく、活動(魂の目的)と場所(理性の計算による手段)を切り分けて聴き直しなさい、という魂からの仕分けの合図なのです。
切なさは、答えではなく、問い直しの合図。
