移行の時代と目覚め
新しい時代、トランサーフィン、タフティ
── 3つは、どうつながっている?
トランサーフィン、タフティ、そして新しい時代。
3つとも同じ場所から語られているのに、それぞれ別の話に見えてしまう——という方は、少なくないかもしれません。
ウェビナーで寄せられたこの質問に、タチアナ・サマリナが短く答えています。三者をつなぐ橋のような回答です。
新しい時代、トランサーフィン、そしてタフティは、どのように関連しているのでしょうか?
「新しい時代」とは、2017年頃から語られるようになったテーマです。同じく「新しい現実」というテーマも、この頃から語られるようになりました。
この二つはしばしばセットで、あるいは同義語のように使われますが、厳密には明確なニュアンスの違い(役割の違い)があります。それは時間(新しい時代)と空間(新しい現実)の違いです。一言で違いをあらわすならば——
新しい時代:見えないエネルギーの次元で、すでに地球にダウンロードされた「新しいOS(最新のルールと時間)」のこと。
新しい現実:その最新OSで、私たちが自分自身の状態(スピリット)を使って物理レベルに反映させていく「新しいゲーム画面(シナリオ・空間)」のこと。
このことをヴァジム・ゼランドは公式サイトでも、また『セルフ・トランサーフィン』のなかでも、“水槽が新しくなった”と表現しています。
タフティは、何を語っているか
サマリナ氏は、まずタフティのほうから思い出させます。
彼女が語っているのは、あなた方は光り輝く存在であるということだ、と。
目覚めなさい! 光り輝きなさい!
タフティ
自分が本当は誰であるかを思い出しなさい!
では、あなたは本当は誰なのでしょうか。
あなたは創造主とフラクタルな存在であり、あなた自身で自分の現実を設定することができるのだと、タフティは言います。あなた方一人ひとりの中に、創造主の火花——自分自身の現実と、自分自身そのものをつくる創造者の火花があるのだ、と。
それどころか、変えられるのは自分の現実だけではありません。あなたを取り巻く現実をも、変えることができる。そうサマリナ氏は続けます。
▲ 目次に戻るなぜ「いま」タフティが来たのか
ここで、時代の話が入ってきます。
タフティの知識が、人々の目覚め、新しい次元への移行のピークに私たちにもたらされたのは、偶然ではありません。
タチアナ・サマリナ
まさにこの時から、ますます多くの人々が、自分たちが眠っている(=現実の出来事に「反応」して感情を揺さぶられている)こと、そして自分の人生や周囲の現実の中で何かを変える必要があることを認識し始めた——。
つまり、タフティという本が世に出たタイミングそのものが、時代の側と結びついている、という見方です。目覚めを促す知識が、人々が目覚め始めた時期に届いた。その符合は偶然ではない、と。
▲ 目次に戻るトランサーフィンとは、何なのか
続いて、トランサーフィンの側です。
トランサーフィンとは、あなたが魂に従った人生を選ぶときの、現実管理の力強いテクニック(テクノロジー)である、とサマリナ氏は定義します。
ただし、これは魂と理性の一致のもとになされる、意識的で責任ある選択でなければなりません。
そしてここに、トランサーフィンの特徴がはっきり出てきます。
トランサーフィンにおいて、私たちは物質的なものと精神的なものを分けて、どちらか一方の側面だけを選ぶことはしません。
タチアナ・サマリナ
逆に、これらの概念を統合します。
短い一文ですが、ここはトランサーフィンの立ち位置を決めている箇所です。
精神性を扱う教えの多くは、どこかで物質を下に置きます。お金や成功を求める心は執着であり、手放すべきものだ、と。逆に、現実的な成功法則の側は、精神の話を非効率なものとして脇へ置く。
トランサーフィンは、そのどちらも取りません。物質と精神を、分けない。だから「魂に従って生きなさい」と言いながら、同時に目標の実現や現実の設定を語ることに、矛盾がないのです。
この視点は、「お金は、真の目標の属性である」で扱った、お金と自己実現の順番の話とも地続きです。
3つをつなぐ、ひとつの点
では、トランサーフィンにおいて最も重要なものは何でしょうか。目標を実現し、望む現実を選ぶことを可能にするものです。
サマリナ氏の答えは、自分の注意(エネルギーの向け先/注ぎ先)を管理する能力です。
私たちは内なる見張り役を活性化させます。それは、日常のルーティンに溺れず、眠りの中に埋没しないように、日々の用事の渦の中で、自分自身を見失わないように助けてくれるものです。
注意の管理のスキルを習得すれば、あなたはシステムの影響下に陥ることなく、振り子の罠を避けながら、自分の人生を管理することができます。それによって、まさに自分が生きたいと思うその現実を、意識的に選び、あるいは設定することができるのです——。
そして、その「気づき(意識性)」こそが、新しい時代に特徴的なものなのだ、と話は三つ目へつながります。この時代、ますます多くの人々が、3次元の世界の型にはまった思考から離れて(システムが用意した「標準プログラム」からログアウトして)いくのです。
▲ 目次に戻る新しい時代において最も重要なのは、自分自身で創造するために、自分自身の現実を設定するために、目を覚まし、自分の注意を管理するスキルです。
タチアナ・サマリナ
そしてまさにトランサーフィンとタフティのテクニックが、私たちが目覚め、目を覚まし、新しい光の現実へと移行するのを助けてくれるのです。
三つを並列に置くと混乱しますが、その関係性からみると、私たちが古いマトリックスから脱出し、創造主として生きるための新しい三位一体の仕組みとして設計されています。
それは「舞台(タイミング)」「呼びかけ(目的)」「実践技術(ツール)」です。
3次元の型にはまった思考から人々が離れ始めた時期。そして、自分で現実を創り出すことが求められる時代です。
私たちがただの無力な人間(カタツムリ)ではなく、光り輝く存在であり、内側に創造主の火花を持っている。目覚めなさい、思い出しなさいと呼びかけ、自覚させるアプローチ。
魂と理性の一致のもとで、魂に従った人生を選ぶための技術。日常の中で内なる見張り役(観察者)を活性化させて眠りから覚める。物質と精神を分けずに統合する。
そして三つは、一つの点で交わります。注意の管理です。
タフティが「目覚めよ」と呼ぶ、その目覚めの柱が注意の管理であり、トランサーフィンで最も重要なものも注意の管理であり、新しい時代に求められるスキルもまた注意の管理でした。呼び名も入口も違うのに、行き着く先が同じところにある。
だとすれば、どれから入っても構わない、ということでもあります。目覚めの話に惹かれる人はタフティから、方法を知りたい人はトランサーフィンから、時代の変化を感じている人はそこから。
入口が三つあるように見えて、実際には同じ一つの扉の話をしている、という読み方ができます。
この回答を読むときに、二つ、記録しておきたいことがあります。
ひとつは、教えがもたらされる段階です。ここで要とされているのは、一貫して「注意の管理」でした。
けれど2026年現在は、いま最も価値があるのは「状態」であり、意図でさえ二の次と語られています。
それをテーマにして書かれた『セルフ・トランサーフィン』(2024年)は、この時点ではまだ世に出ていません。
つまりこの回答は、「状態」が最優先に繰り上がる前の見取り図を保存しています。注意の管理は今も土台として生きているので、入口としては古びていません。ただ、これが完成形ではなく途中の層である、と分かって読むほうが、後の話との段差でつまずかずに済みます。
タフティの側も同じです。この時点で世に出ていたのは『タフティ・ザ・プリーステス』(2017年)、『イトファト・ザ・プリーステス』(2018年)、『タフティが言わなかったこと』(2019年)まで。『タフティ・ザ・プリーステス2 出来事のマスターとなる』の刊行は翌2023年です(執筆完了は2022年とされています)。
ここで語られている「目覚めなさい、光り輝きなさい、自分が本当は誰であるかを思い出しなさい」という呼びかけは、1巻の層のものだということになります。
もうひとつは、この動画が公開された日付です。2022年6月7日。ロシアによるウクライナ侵攻の開始から、およそ3か月半が経った頃にあたります。ロシア語で、ロシア語圏の視聴者に向けて語られた回答です。
「システムの影響下に陥らない」「振り子の罠を避ける」「型にはまった思考から離れる」——これらの言葉が、その夏、どのような重さで受け取られたのか。それは平時とは違っていたかもしれません。ただし、サマリナ氏がそれを念頭に置いて話していたのかどうかは、この回答からは分かりません。ここでは断定しません。
ただ、その後もこの状況は続いています。たとえば2026年1月20日の質疑応答ライブでは、「パートナーが戦争に志願した。行ってほしくない。どうすれば止められるか」という趣旨の質問が取り上げられています(抜粋動画・2026年1月22日公開)。教えを語る場に、そうした問いが現実に届いている。
当サイトは、この件について何らかの立場を取りません。どちらが正しいかを述べる場所ではないからです。
けれど、いつ語られた言葉なのかを消してしまうと、それはそれで、読者から判断の材料を奪うことになります。ジャッジを下さない。けれど、無視もしない。だから日付だけは、そのまま置いておきます。
新しい時代が、扉だとするなら
タフティとトランサーフィンは、その鍵
また、移行の時代を実際に生きるときに起きる停滞については、古い道は終わったのに、新しい道が見つからない。どうすれば?をどうぞ。
