実践・ワーク
ヴァジム・ゼランドの
「エネルギーの繭」のテクニック
〜「私は生きている、健康だ、守られている」〜
極限状態にいる人々に対して、ヴァジム・ゼランドは一つのテクニックを提案しています。
自分の個人的な世界層において、一種のエネルギー的な庇護、安全、そして平穏を、自分自身のために創り出す——「エネルギーの繭(コクーン)」と呼ばれる実践です。
不安、恐怖、気苦労のある状態では、このテクニックを行わないでください。
そのような場合、あなたが不安に思っていることそのものが現実化してしまう可能性があります(①鏡への放射、②不安や恐れで魂と理性が一致すると外的意図が働いて現実化する)。
実践は、穏やかな環境と、穏やかな精神状態でのみ行ってください。少なくとも、可能な限りそのような状態になってから行ってください。
このテクニックの本質
このテクニックにかかる時間は、最大5分。その後、スキルが形成されれば、わずか数秒で実行できるようになります。
その本質は何か。それは——あなた自身の穏やかで安全な状態を、ターゲット・フレームとして設定することです。
ここで一つ、注目してほしいと言われている点があります。
このテクニックで最も重要なのは、本当に「目覚める」ことです。
トランサーフィンセンター
手順をなぞることではなく、その最中に本当に目覚めていること。だからこそ第一歩が、内なる見張り役(観察者)の活性化から始まります。
▲ 目次に戻る基本のアルゴリズム(4ステップ)
- 内なる見張り役(観察者)を活性化させます。あなたの注意を「見つけ」、それを自分の管理下に置きます。
(※注意を自分の管理下に置くとは、外部スクリーン(外側で起きている出来事)か内部スクリーン(不安や後悔、イライラなど)で迷子になっている注意を発見して、自分に戻す=気づきの中心点に置くことです。) - 光の殻、つまりエネルギーの「繭」の中に、自分自身を置きます。これは一つのメンタルな動きで行えます。息を吐くときに、身体の中心から何かが膨らみ、殻であなたを包み込む様子を想像してください。まるで卵の中にいるかのように感じます。
- 繭の感覚を保ったまま、確信を持って思念体を声に出して言います。「生きており、健康で、守られている」。この安全な状態を、自分の中に確立してください。
(※ここでいう「確立する」とは、“(それが事実であると)断言する・宣言する”“確固たるものとして定着させる”というニュアンスがあり、細胞の隅々まで定着させるイメージです。) - その感覚を手放して(OFFにして)、テクニックを終了します。
意図の三つ編みを使うバリエーション
このアルゴリズムは、意図の三つ編み(コシツァ)を使って実行することもできます。そのほうが、はるかに効果的になると言われています。
- 自分の注意の中で目覚め、それを自分の管理下に置きます(=注意を内部・外部スクリーンから引き剥がし、気づきの中心点に戻す)。
- 自分の背後に、何かの存在感(気配)を創り出します。最も簡単な方法は——息を吸うときに胸が上がり、息を吐くときに背中の肩甲骨の間で、まるで小さなこぶが盛り上がるかのように想像することです。
- 再び息を吸い、息を吐くときに自分を「繭」の中に置きます。卵の中にいる自分と、肩甲骨の後ろで盛り上がっている三つ編みを、同時に感じてください。
- この感覚を保ったまま、思念体を声に出し、「生きており、健康で、守られている」という状態を自分の中に確立(定着させる・染み込ませる)します。
- 感覚を手放します(OFFにします)。
ゼランドの原典には、この実践について「力を持つのは、力(努力)ではなく、集中である」という趣旨の一文が添えられています。すべては穏やかに、気負いなく行われるもので、難しいことは何もない、と。
ここは、冒頭の注意書きと同じことを言っています。頑張って強く念じるほど効くのではありません。むしろ力めば、その力み自体が別のものを呼び込む。だから不安な状態では行わない、なのです。
「極限のニュアンス」がある出来事に
この同じテクニックは、「極限のニュアンス」を伴う出来事を控えている場合にも使えます。たとえば、夜の高速道路での長旅や、山でのハイキングなど。
そのような場合は、一つの地点から別の地点へと、無傷で完全に無事に移動する繭の中にいる自分を想像してください。あるいは、三つ編みを使って、すべてが順調に終わるターゲット・フレームを設定します。その他の点では、アルゴリズムは同じです。
なお、トランサーフィンを実践している人たちの中には、直感的に自分で似たようなテクニックに行き着いた人もいるそうです。ある読者は、三つ編みに関する最初の情報が出る前から、無意識のうちに背後からエネルギーの繭のようなものを自分に被せていた、と書き送っています。
▲ 目次に戻るたとえあなたの仕事や生活が極限状態と結びついていなくても、このシンプルなテクニックを習得してください。
トランサーフィンセンター
これは、注意の管理に関する素晴らしい実践となります。
このテクニックには、来歴があります。原典はゼランドの公式サイトに2022年10月、「生存のテクノロジー(Технология выживания)」という題で掲載されたものです。極限状態にいる人々へ向けて書かれました。
それが約4年を経て、トランサーフィンセンターによって、日常の中の実践として改めて紹介されている。この記事は、その形をとっています。
読むときに、いちばん外してほしくないのは冒頭の注意書きです。不安なときには、やらない。心配していることが、そのまま現実化しうるから。
つまりこれは、慌てて掴む道具ではありません。むしろ穏やかなときに練習しておいて、いざというときには数秒で立ち上げられるようにしておくもの。記事が「起床直後、寝る前、日中の穏やかな瞬間に」と、平時のタイミングばかりを挙げているのは、そのためだと読めます。
そう考えると、最後の一文が効いてきます。あなたの仕事や生活が極限状態と結びついていなくても、習得してください——と。極限のためのテクニックなのに、極限でない人にこそ勧めている。備えとは、そういうものだからでしょう。
そしてこの実践は、第一歩が「内なる見張り役(観察者)の活性化」で、最も重要なのが「本当に目覚めること」でした。つまり、独立した特殊技能ではなく、「自分を見て、現実を見る」や注意の管理の上に乗っています。土台ができていなければ、繭だけを急いで作ることはできません。
トランサーフィンが救急箱ではなく、サマリナ氏の言う「生き方」だというのは、こういうところに現れているのだと思います。
守りは、慌ててから作るものではなく
穏やかなときに、編んでおくもの
